やっとわかった。
テレビをあまりみない僕がその人を始めて見たのは、展示品かなにかの宇宙ロケットのコックピットで親指を立てポーズを決めている所だった。なんかやな感じの人だなぁ~という印象だった。
よくそのニュースを見ていると、近鉄バッファローズを買おうとしているらしい。そしてその人はその後、テレビ局を買おうとした。そして選挙にでた。そして、何か難しくてよくわからない罪で捕まった。。。
そして保釈されてから、その人はメディアに度々出るようになり、もともとネットで情報を得ることが多かった僕は、その人のブログを読むようになり興味を持つようになった。もうみなさんとっくにお分かりの通り、その人の名前はホリエモン、堀江貴文氏だ。
彼のブログや書籍を読む内に、自然と共感できる部分がある。おそらく彼に惹かれていく人は、みんな彼の中の『何か』に共感するのだと思う。でもそれって、一発逆転で大金を手にしたいとか、自家用ジェットでタレントを旅行したいといったことではないだろう。
共感ではなく、憧れという点では、合理的で頭が良い、ビジネスセンスがある、など東大中退でIT社長として大成功した部分だろう。でもそういう憧れを持つなら他にもいる、孫正義氏や古くはSONYの井深大氏、松下幸之助氏など俗に言う名経営者達。彼に感じる共感とは違う。自分でもその答えが全く出せなかった。なぜ彼に惹かれてしまうのか。。。そして彼の収監が決まった時、ものすごい空虚感があった。
もちろんホリエモンに加担するつもりはないけど、擁護したい気持ちはある。今までの経済事件からすると明らかに重い刑罰。。。ここではあまり詳しくは書かないけど、すべては収監の時に彼が着ていたTシャツに描いてあります。職場の後輩とその収監について喋っていても、『悪いことしたんだから当たり前』的な解答。まあ、詳しい事件の内容とかまでは知らないみたいだったけど。
別に、ホリエモンをフォローしたいわけではないんです。僕もなんか『やな感じ』は受けますから。でもなんか引っかかる。完全否定はできない。そう思って収監から数日たったある日、どこで聞いたかは覚えてないんですけど、批評家の東浩紀さんが『みんなホリエモンがつまづく所と同じ所でつまづいているからそこに共感してた』というようなことを言っていた。その時、その通りだとやっと気づきました。『何か』とは、『つまづき』だったんです。
そう、ホリエモンって孫さんとか三木谷さんと比べたらなんかつまづいている。そして、既得権益を持つおっちゃん達に潰されちゃった。まあ、僕レベルのしょぼしょぼが、既得権益のおっちゃんの視界に入ることなんてないんだけど、僕達以下の年齢の労働者は、新しいことに気がつき、何かをやろうとしても、表現させてもらえない状態にあるという点では、ホリエモンに似ている所があったのだと思う。(規模は雲泥の差だけどね)
何かというと、お行儀良くを求められるけど、もう僕達以下の世代はお行儀良くしていても良い思いはできないことはわかっている。ってか今の45歳以下は無理なんじゃないのかななんて思う。だって経済がマイナス成長で、高齢化社会で、少子化で。。。僕は会社員ではないお気楽な身だけど、40代前半の会社員の人、なんだかキツそうな人が多い。。。
話を戻すと、僕達は、ホリエモンにその辺りの閉塞感を壊す方法を、編み出してもらいたかったのかもしれない。だから編み出せずに収監された時に、ものすごい喪失感があり、空虚に感じたのだろう。結局は勝てないんだよ、ってな感じで。なんか頑張っていても沈んで行く船に乗っている感のある日々。
たぶん20代で彼のファンが多いのも、同じような共感のメカニズムからだと思う。やる気があって能力がある20代なんて世の中おかしいことだらけだと見抜いているし、その解決方法もわかってるんんだろうなぁ。俺なら自分の人生はそっちに賭けるのも悪くないと思う。
僕が契約していただいているクラブにも、20代のコーチがいる。彼らの頭の中を覗いてみたいし、彼らの見る現状の打開策を応援したいとも思う。おいらは、大したプライドないし、譲れる所ばっかりだし、どんどん譲るよ!笑。
もう少しペコペコしとけばとか、ネクタイくらいしとけば、なんて凡人のおいらは思ってしまう。最近、孫さんもバシバシ発言するからちと心配。。。
結局、お行儀よく、昨日までと同じことをしていればいいんだよね。。。それなら得意だよ。でももう市場の原理とか、成長し続けることが絶対の資本主義社会はしんどいのかも。。。
先の見えない閉塞感!テニスくらい元気にやろうぜ!こんなまとめ方が限界か。。。
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