知りたいのは。。。
こんにちは!
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僕としては、着る物には無頓着な人間なので、丈夫で安い靴下が欲しいところなんだけど。。。
さて先日、おしゃれイズムってテレビ番組に松岡修造さんが出ていました。その一場面で指導者としていつも、ほぼ毎日、気になっていることが修造さんの口からでました。
タレントさんに、修造さんがテニスを教えるシーンで、修造さんがタレントさんにこう聞きます。
『世界のテニスとおしゃれなテニス、どちらが習いたいですか?』
表現方法は、人それぞれあると思います。でもテニススクールで指導経験があるコーチは、ほぼ全員、このセリフの意味がわかると思います。
表現方法を変えると、『競技テニスとお楽しみテニス』だったり、『試合用テニスと趣味テニス』だったり、どれも少しニュアンスは異なりますが、同じ意味の違いを指しています。(意味の取り方次第で失礼な意味合いになるかもしれませんが、そのような意図はないのでお許しください。)
テニスの指導でよく耳にする言葉。そしてその言葉の真意が伝わりにくい言葉の代表。『横を向く』この言葉こそ、『おしゃれなテニス』の中心に位置する言葉だと思います。
僕は、テニスを始める子供たちにこの言葉を発するのが嫌です。だからなかなか言えません。でも横で見ている父兄の方がたには、『横を向く』だけで、テニスがうまくなったような、そしてテニスをしかりと習っているように見えます。
若かりし頃は、そのプレッシャーに負けて『横を向いて』って言ってしまったことがあります。ものすごく後悔します。今では、気合いで言いません。僕の打ち方を見せて、(別にお手本のつもりはありません。)、そして回りの子供達の打ち方を見ながら、自然に横向きっぽくなるまで待ちます。
ボールを打つ感覚でも、『押し出す』とか『運ぶ』とかいう表現を使いたくないです。大人の方にはある程度使います。その方が早くテニスを楽しめるようになると思うからです。
ボールをコントロールする時に、『押し』たり、『運ん』だり、すると簡単に安定します。でもそれでいいのでしょうか?この質問に指導者はどこまで深い見解ができるのでしょう?
『世界のテニス』と『おしゃれなテニス』明らかに日本では2つの指導の軸があります。そのことは良いことだと思います。日本独自の文化であるし、土地の狭い日本でテニスに関わる人達が、生活していく基盤を構築することに多いに役に立っていると思います。
子供達を前にして、いつも恐怖すること。それは、『おしゃれなテニス』を教えた後に、『世界のテニス』を教えることは不可能ではないか?という考えです。
『世界のテニス』から始めて、『おしゃれなテニス』に移行することは容易だと思います。
その逆が不可能なものであるのなら、指導というものは、よりと責任と価値があるものだと思います。
僕が知りたいのは、
『おしゃれなテニス』→『世界のテニス』
『お楽しみテニス』→『競技テニス』
『趣味テニス』→『試合用テニス』
の流れが、自然なテニスの習得に悪影響があるのかないのか?ということ。
『ボールが来たら横を向く』
このセリフの持つ得体のしれない負のオーラにいつも考えさせられてしまう。。。
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