お子様のテニス育成にはクレーコートがおすすめな理由!Part1!クレーコートの特徴とそこで学べること!
クレーコートの特徴
地面が土のコートです。日本では本場ヨーロッパような赤土のコートは少ないです。運動場のようなコートが日本では多いです。ヨーロッパでは赤茶色をしたクレーコートです。アンツーカーやレッドクレーなどと呼ばれます。特徴としてはバウンド後の球足が遅くなることが挙げられます。またスピンをかけたショットが高く弾むことも大きな特徴です。
その他のサーフェイスでは
対極な特徴なのが、今では少なくなりましたが、表面の摩擦が少ない、ツルツルしたハードコートです。ボールは速く滑るようにバウンドします。表面がザラザラしている摩擦が多いハードコートは、スローハードなどと呼ばれてクレーコートと同じようにボールが高く弾みます。オムニコートでは球足は少し遅くなりますが、バウンドは低くなります。
クレーコートで学べること
球足が遅いということは、単純にラリーがよく続きます。試合をするとショットが決まりにくくなります。クレーコートで自分からポイントを取りに行くためには、
①相手からポイントを取るために、コートを広く使って空きスペースをしっかりと作っていくこと
②相手から時間を奪う攻撃、コートの中に入って打つショットやドライブボレー
③攻撃のチャンスを感じ取って判断すること
などが必要になります。クレーコートでの練習は以上の①②③を育んでくれることになります。ただ強くボールを打つだけでは攻撃になり得ません。
クレーコートのコートキーパー
クレーコートは維持が大変です。使うたびに整備が必要ですし、風が吹いたら土を足さなければなりません。ヨーロッパではコートキーパーが常駐するクラブが少なくありません。必要ならば土を足し、雨の後は平らにならし、コートをいつも良い状態に保つことが仕事です。維持費がかかります。日本ではなるべく維持費がかからないようにオムニコートが多く作られていると言われています。
※2012年3月9日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年3月30日に再度公開しました。
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