多様性を認めて。。。


こんにちは!
職業柄、小学生や中学生の生活の現状がよくわかるのですが、
いやいや、教育熱は加熱する一方です。
テニスもそうですが、学業はさらにです。
なぜ学校というものに一日の大半の時間を割きながら、
その他の時間を工面して塾に行かなければならないのか?
そもそもそこがおかしい。
橋下さんが頑張って教育改革をしても、
またその残された時間を割いて塾に行くという苦行はなくならない気がする。
もちろん勉強は大切だと思う。
難解な物事をしっかりと理解して頭に叩き込む作業は
学生のうちにしておいた方がいいと思う。
しとけば良かったという後悔からもそう思う。
でも何かおかしい。
学校の教科書の上に塾の教材があり、
受験する学校の細かい問題の癖に合わせて
点数を取るテクニックを学ぶ。
そして社会に出てもあんまり役にたたないときたもんだ。
でもこれってテニス界も似たようなもん。
テニスクラブの練習に加えて、
学校の部活、空いた時間に親と練習。そこそこの戦績を残しても
普通に就職もしくは、テニスコーチ。
まあ、普通に就職できる子は、なかなかテニスコーチは選ばないけど。。。
不足しているものは2つ。
いつでも勉強できる環境、もしくはいつでも練習できるテニスコート。
そして世界基準の思考。
勉強に関しては図書館もあるし、
いつでもできるだろうと思われがちだけど、
学校の時間割をまずこなし、そして塾の時間割をこなせばもう、
時間が残っていない。
時間割を少なくしたり、自由に勉強のペースを決められたらいいのにと思う。
テニスコートの不足は言うまでもない。
僕が高校2年で始めたテニスでコーチやスペイン留学ができるまでになれたのは、
実家の近くの大学のコートがただで使えたこと(フェンスをよじ登って勝手に)と、
大学から始めたコーチのバイト先のコートがただでいくらでも使えたことが大きいと思う。
練習したい時にいつでも使えるコートがあるかどうかは
競技テニスをするジュニアにとっては必要不可欠だと思う。
海外の土地が余っている国のようにただ同然のコートはない。
でも平日の午前中など、コートがたくさん余っている時間帯があるのも事実だ。
とくに大会などが行われる面数が多いテニスクラブでは、
大会開催中以外の屋外コートはガラガラであることが多い。
どうせテニスするならとことんやりたい子には、
このコートで練習させてあげたい。
バルセロナでは、平日の朝からテニスの練習をし、昼から学校に行っている。
もっとテニスをしたい子は、学校を少なくして午後も4時から練習する。
それでも高校卒業の資格がもらえて、大学入試にチャレンジできる。
しかるべき時期にしっかりとやりたいことにチャレンジできるのは大切なことだと思う。
僕のように26歳でそんな環境に身を置いても、
効果は半減どころか1割にも満たないと感じる。
日本にも高等学校卒業程度認定試験(昔で言う大検)があるので、
好きなだけテニスに懸け、血道を上げ、
夢敗れたら学業に復帰できる仕組みはある。
でもそれ以上にそのような多様性を認める空気が存在しない。
平日朝からたっぷりと練習できる環境があれば、
またそれを選択する人がたくさんいれば、
コストも下がるし成果も上がると思う。
厳しい練習をして空いた時間でガンガン詰め込んで勉強すればいい。
現状の日本の子供達がおかれている環境を見て、良いとは感じない。
おそらく、海外で1年間以上生活してきたから、そう感じるんだと思う。
もうちょっと多様性を認めて、システムもそれに対応できればなぁと思う。
その方が、文武両道が実現できると思うんだけど。。。
iPhoneからの投稿

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