スペインテニス賛否両論!球数!
こんにちは!
ウインブルドンの1回戦で久しぶりに
ファン・カルロス・フェレーロの試合を見ました。
芝生のコートでもまだあそこまでジョコ相手に戦えるなんて素晴らしい!
できるだけ長く現役を続けてほしいです。
さて、スペインドリルの大きな特徴はその球数です。
1ドリルにつき60球~80球連続で打ち続けます。
でもこれって運動理論からすると、少し大きすぎるそうです。
動きのスピードをUPすることを目標にすれば、
多くても6球までというのが通説です。
単純にその10倍以上を行うわけですから、
スペインドリルでは、プレイヤーの動きのスピードがUPすることはないでしょう。
もともとドリル中、プレイヤー自体はとてもゆっくり動きますから。
ではスイングスピードはどうなのでしょうか?
球数をたくさん打つということは、当然筋力がUPします。
同じ重さのラケットを振るのであれば、筋力が強い方が、
スイングスピードが速くなります。
日々繰り返しスペインドリルを行うことにより、
スイングスピードは増すでしょう。
では、筋トレをするのと、スペインドリルをするのとでは、
どちらがよりスイングスピードに効果があるのでしょう?
当然のことながら、
テニスにおける科学的なアプローチから行う筋トレをしたとします。
(関節の可動域を狭めることなく、むしろ広めながら、
スイングスピードを上げる為の、筋肉を増やす。)
こうなってくると、
『質 VS 量』
という図式になるでしょう。
そしてこの図式は、スペインテニスを考えると、
必ず行き着くものです。
この図式は、どちらが正しいというよりも、
その特徴をうまく使い分ける為にあります。
テニスの練習には、『量』を求める時期と『質』を求める時期があるでしょう。
そして『質』でカバーしきれないものは、『量』が逃げ道になるし、
『量』でカバーしきれないものは、『質』を追い求めることでなんとかできます。
練習時間、練習コート、テニス以外の生活、
すべてを考慮して、練習を組み立てる必要があるでしょう。
P,S, スペインテニスが『量』ばかりで非効率ということではなく、
あくまでスペインドリルの『球数の多さ』についての考察なのでお間違いなく!笑!
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