スペインテニス賛否両論!まずは守備から。。。
こんにちは!
サーブやレシーブを打ったあと、
『とりあえず。。。』クロスへ!
『とりあえず。。。』相手のバックへ!
そんなプレイスタイルってどう思いますか?
アガシやサンプラスが、一世を風靡していた頃、
その2人にトップの座を奪われたベッカーがこんなコメントを残しています。
『レンドルやエドバーグとやる時は、つなぎの一球っていうのが
あるんだけど、あいつらには(アガシやサンプラス)はそんなのありゃしない。。。』
確かに、超攻撃的なスタイルでした。
現在では、やっぱりウインブルドンで優勝したフェデラーでしょうか。
隙あらば、いや隙なんてなくてもガンガン、無理矢理攻撃してきます。
(ように見えます。)
それに対して、ナダル、マレー、フェレールなどは、
かなり攻撃的になってきたとはいえ、
まだまだつなぎの一球があるような気がします。
もちろん、『とりあえず』とか、『つなぎ』とか言ってますけど、
ものすごいボールなんですけど。。。
球質は、超攻撃的ですよ!!
あくまでそれでポイントを終わらそうとしているかどうか?
ということです。
この『とりあえず』や『つなぎ』の感覚って、
クレーコートでは必要な感覚だと思います。
そして、負けないテニスをするのにも重要でしょう。
でも勝ちに行くにはどうでしょう。
特にハードコートや芝のコートで。。。
攻撃的に行くには、リスクがつきものです。
リスクの犯し方が攻撃のセンスとも言えると思います。
人の感性ってなかなか変わらないですから、
あまり幼少期にノーリスクのテニスをするのもよくないと感じます。
でも、ノーリスク=スペインテニスではないので、あしからず。。。
そういう点で、フレンチオープンで優勝したけど、
他のグランドスラムでは、コートの後方に追いやられて負けていたナダルが
あそこまで攻撃的なスタイルを身につけたことには、本当に驚きました。
そして、マレーの高校時代のプレーを知っている人は、
今回のウインブルドン決勝のプレーを見てその変貌と成長に驚くでしょう。
超攻撃型かまずは守りから入るのか。
最終的には各個人のパーソナリティによると思いますけど。。。
上の写真は、ウインブルドンの決勝中に出た、
フェデラーのマレーのセカンドサービスに対するリターンのコースです。
マレーやナダルに比べると攻撃的に見えるフェデラーでも、
きっちりと相手のバックハンドにリターンを返していることがわかります。
フェデラーでもまずは、返すことに集中している。
次の攻撃を考えて相手のバックに打っている。
言葉にすると『とりあえず。。。』ですけど、
当然のことながら、色んな次元があるんですね。笑。
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