ディレクションチェンジの難しさ。パート2。
こんにちは!
昨日、一昨日に続いてディレクションチェンジについて。
下の図は、代表的なディレクションチェンジの練習であるストレートクロスです。
ボールコントロールも難しいし、
運動量もとてもハードです。
高度になると、ボールの軌道によって動きが変わってきます。
相手のボールが下の図のように低い場合と、
下の図のように高い軌道の場合。で動きが変わってきます。
低いボールなら赤いラインの動き。
高いボールなら青いラインの動き。
それぞれのボールに追いついたポジションで、
ディフェンシブな対応をするのか?
オフェンシブにいくのか?
絶えず判断がつきまといます。
単に真横の動きだけではなく、
このような動きがとれるようになるだけでも
結構訓練が必要です。
そしてやはり難しいのは、ボールの扱いです。
テニスは、ボールが飛んできた方向に打ち返すのは簡単ですが、
コースを変えて、しかもミスなく打つのはとても難しい。
ではなぜ難しいのか?
よく言われる角度の話をします。
下の図のストレートからクロスへのシーン。
赤丸の部分を拡大します。
下の図のようになります。
角度を表す曲線を引いています。
この時のプレイヤーが起こす錯覚がポイントになります。
ボールにとって、角度の変化は赤い曲線で表されている部分です。
すごくせまいですよね?
でもプレイヤーはついつい青い部分の角度を、
ボールのコースを変える角度として認識しやすいんです。
僕もそうでした。
60度くらい角度を変えるイメージになってしまう。
不思議とそういうイメージを持つと、打点が後ろになりやすい。
しっかり打ち込めない。。。
実際ボールの角度を変えるのは、赤い曲線の部分。
ほんの少ししか角度は変わっていません。
その調整をするには、打点は前でなければならない。
すべてのコースチェンジのシーンでこれはあてはまります。
走りながら、打点をしっかりとれないとディレクションチェンジは無理。
正確なディレクションチェンジには、正確な打点が必要。と、
テニスの基本の基本に戻ってしまいます。
ストレートクロスがどれくらい正確にできるのかで、
プレイヤーのレベルがわかるといっても過言ではないと感じます。
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