ディレクションチェンジの難しさ。パート2。


こんにちは!

昨日、一昨日に続いてディレクションチェンジについて。

テニスの進化。ディレクションチェンジの早さ。

ディレクションチェンジも難しさ。パート1。

下の図は、代表的なディレクションチェンジの練習であるストレートクロスです。

ボールコントロールも難しいし、

運動量もとてもハードです。

photo:01


高度になると、ボールの軌道によって動きが変わってきます。

相手のボールが下の図のように低い場合と、

photo:02



下の図のように高い軌道の場合。で動きが変わってきます。

photo:03


低いボールなら赤いラインの動き。

高いボールなら青いラインの動き。

それぞれのボールに追いついたポジションで、

ディフェンシブな対応をするのか?

オフェンシブにいくのか?

絶えず判断がつきまといます。

単に真横の動きだけではなく、

このような動きがとれるようになるだけでも

結構訓練が必要です。

photo:04


そしてやはり難しいのは、ボールの扱いです。

テニスは、ボールが飛んできた方向に打ち返すのは簡単ですが、

コースを変えて、しかもミスなく打つのはとても難しい。

ではなぜ難しいのか?

よく言われる角度の話をします。

下の図のストレートからクロスへのシーン。

赤丸の部分を拡大します。

photo:05



下の図のようになります。

角度を表す曲線を引いています。

この時のプレイヤーが起こす錯覚がポイントになります。

ボールにとって、角度の変化は赤い曲線で表されている部分です。

すごくせまいですよね?

でもプレイヤーはついつい青い部分の角度を、

ボールのコースを変える角度として認識しやすいんです。

僕もそうでした。

60度くらい角度を変えるイメージになってしまう。

不思議とそういうイメージを持つと、打点が後ろになりやすい。

しっかり打ち込めない。。。

photo:06



実際ボールの角度を変えるのは、赤い曲線の部分。

ほんの少ししか角度は変わっていません。

その調整をするには、打点は前でなければならない。

すべてのコースチェンジのシーンでこれはあてはまります。

走りながら、打点をしっかりとれないとディレクションチェンジは無理。

正確なディレクションチェンジには、正確な打点が必要。と、

テニスの基本の基本に戻ってしまいます。

ストレートクロスがどれくらい正確にできるのかで、

プレイヤーのレベルがわかるといっても過言ではないと感じます。
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