低身長の日本人のテニス。
こんにちは!
試合を見るときに、自分の目でしっかり見ることと、
データをとって分析することの両方をすると
また新たな発見があります。
コーチとしての感覚はもちろん大切で、まずそれが何より必要です。
そこでひらめいた直感的な改善点が、数字で裏付けされるとなおさら
自信をもってその課題に取り組むことができます。
最近では、スマホのアプリに試合を見ながら
ちょんちょんと打ち込むだけで、
下のようなサーブ、レシーブのデータがとれます。
とても便利です。スコア表をつけて、
付け終わったら電卓片手に計算して。。。
という手間が省けます。
下のデータでは主にサーブとリターンの力がわかります。
日本人は相対的に低身長です。
外人の身長と比べても、テニスコートの大きさに対しても小さい。
将来、身長が伸びれば、サーブが楽々キープできるというわけにはいきません。
小さい頃から、サーブやリターンから
どのように有利にポイントを進めていくのかの意識が必要でしょう。
いくらラリーの練習をしてもテニスはサーブとリターンから始まります。
そこで相手にプレッシャーを与えることができないと、
自分の思うようなプレイ(練習してきたプレイ)を出すことができません。
下の写真。
ちょっと見えにくいですが、
(ちゃんと見たい人はATPのサイトをどうぞ!)
ATPのサイトのリターンゲームに関するデータです。
相手のセカンドサーブに対するポイント取得率。
錦織選手3位。
ブレイクポイントをものにする確率
錦織選手7位
リターンゲームの取得率
錦織選手3位。
ファーストサーブに対するポイント取得率。
ではトップ10にはいません。
調べると17位でした。
ということは、相手のセカンドサーブをくずしていくのが
錦織選手はとてもうまいということ。
ナショナルのコーチいわく、
男子のキックするセカンドサーブを、
錦織選手はバックハンドでしっかりとストレートにコントロールできるそうです。
将来的に体格で負ける外人と戦う戦わないにかかわらず、
コートの広さに対しての身長は変わらないわけですから、
日本人にとってサーブのキープには工夫が必要でしょう。
またサーブが絶対的な武器にはならない可能性が高いので、
リターンからの崩しも小さい頃から意識する必要があるでしょう。
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