本場のクレーコート!


こんにちは!
ヨーロッパと言えばフレンチオープンでおなじみのクレーコート。球足が遅いのが特徴ですが、日本にあるクレーコートと違って赤土の層が厚く、ボールの勢いがかなり吸収されます。

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固くならないように、誰かが使う度に、プロのコートキーパーが整備をします。プレイヤーにはさわらせてもらえません。

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ちなみにこのコートキーパーの方は10年前もいました。
ボールの勢いが消されるので、打ちやすいのですが、自分で打つ時には相手のボールの勢いを利用できないので、しっかり力強く打つ必要が出てきます。バウンド後に勢いが持続されるようにしっかり打つ必要があります。
しっかり打てば打つほど球が伸びて跳ね上がるので、下の写真のような打点になることも多いです。これは相手のロブを打ち返しているのではなく、打ち込まれたボールが跳ね上がるのでこの位置でこの打点ということになります。決してロブ合戦をしているのではありません。打ち合いというかシバき合いで、この位置で打ちます。

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打ち返す方も弱いボールを返せば一発でやられるので、ベースライン後方からも力強く打ち返します。下がりながらでもしっかり身体を回転させハードヒットするので、下のような写真になります。

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そしてラリーのやり取りの中で弱いボールがきたら攻撃に転じます。ラインの内側に入って早いタイミングで打っていきます。

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フィニッシュはボレー。

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スペイン人はボレーが苦手なんて先入観もあるようですが、球足の遅いコートでも決められるように強いパンチボレーやアングル・ドロップ系のボレーはクレーでは必須のショットで、みんなとても上手いです。
雨が降って水がたまってもすぐに対応します。大きな絨毯で吸い取って水たまりをなくします。

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絞って水を出して何回も繰り返します。

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そして赤土を足して、

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ならします。

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本当に手間暇かかりますけど、それだけに素晴らしいコートです。
U12・U14では特に必要だと思います。これまでも『クレーコートの重要性』と題して書いてきました。
強く打つ・スペースをつくテクニック・コートを立てに使うポジショニング。。。などなど。
こんなコートがたくさんあるテニスクラブ欲しいなぁ。。。

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