2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart5!U12女子 相手を下げる高い軌道のボール!


スペインの守備的な女子選手!

前回までは、ETAのU12女子の攻撃的な左利きのプレイヤーの動画を紹介してきました。まだまだ彼女の動画はたくさんありますが、今日はその対戦相手の動画を紹介します。対戦相手は典型的なシコラーで、守備的なプレイをします。何球エースを取られても、あきらめずにプレイを続けます。録画した場所が低いので、ボールの軌道・バウンドの高さがよくわかります。手前の左利きのプレイヤーRADOVCICは奥のMAYOROVA選手の軌道の高いボールに手こずって、どんどんベースライン後方にさげさせられます。そして最終的にミスさせられています。最後のミスさせられる時なんて、画面から消えるくらい後ろに下げさせられています。下がっているのではなく、『下げさせられている』というところがポイントです。こうするには、動画のような軌道のボールを打つしかありません。

そして下の動画では、相手を後方に下げて下がりきった時に攻撃に転じていきます。最後はちょっと焦ってミスしています。ディレクションチェンジをして、相手を左右に振りながら、スピンの効いたボールで、RADOVCIC選手の攻撃を封じ込めます。完全に相が下がりきって、ボールが弱くなったので攻撃に行きますが少しタイミングが狂ってしまいました。でもベースとなるポイントを取るイメージができています。よく言われる『自分の形』というものを持っています』

普段、テレビでプロの試合を見ると、上からの映像が多くてボールの軌道はわかりにくいですが、この動画だとスピンの効いた立体的なボールの軌道がよくわかると思います。攻撃的なボールの上がりっぱなを打ち抜くことが得意なプレイヤーが『下がらざるを得ないボール』を打てることは、大きな武器になります。

※2013年9月9日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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