2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart15!U12男子決勝!前後にしっかり動くことの大切さ。
慌てずに前後に動く
お互いが前後に移動し、チャンスを伺いながらプレイしています。お互いに焦ってプレイしないので、コートの後方にしっかりと下がって重いスピンのかかったボールを打っています。画面奥のLuis選手の打点の高さを見てもらえれば、どれくらいボールがキックしているのかわかると思います。
お互い様子を伺いながらのラリーですが、しっかりとディレクション・チェンジは行ってます。画面手前のNicolas選手が先にコートの中に入ってフォアで攻撃しますが、有効打にならずに、逆にコート後方に押し込まれてしまいます。そして最後は画面奥のLuis選手がコートの中に入り、フォアの逆クロスでフィニッシュしています。勝負の決めたのは、コートの中に入って先に攻めたNicolas選手のフォアのストレートが少し甘くなり、クロスに切り返された時の、返球が『タタン!』と合わせるだけになった瞬間。重いボールを打ち続けなければ、ヨーロッパでは相手に攻められてしまいます。合わせてしまったあとは、Luis選手がクロスにしっかりと打ち、相手を後方に下げて、コートの中に入り、フォアの逆クロスで決めています。合わせるだけの軽いボールは、餌食になります。
※2013年9月20日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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