2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart26!U12男子決勝!ラリー中の絶妙の間!


ラリー中の絶妙の間!

さて今日もETAのU12男子から動画の紹介。今日の動画は一見すると地味ですが、なかなかできないラリーです。まずはどうぞ。

第一印象ではボールが遅く、ただつないでいるだけに見えます。画面からは伝わりにくいですが、スイングスピードが速いので、ボールにはかなりスピンがかかってます。足もきっちり止めて打っているので、ボールはバウンド後に跳ね上がります。お互いに、前に入ってライジング気味のタイミングで攻撃したいのですが、リスクを避ける為に、打ち続けながら相手のボールが弱くなるのを待っています。相手のボールを弱くさせる為に、ディレクション・チェンジをお互いに行っています。試合中は、いつもいつも思い切り攻められる訳ではありません。重要な場面では、どちらも思い切れなくなる時があります。そのような場面でも、リスクを冒さずに、ポイントを展開していくテクニックが必要です。おそらく、このラリーでどちらかが強引に攻めていれば自滅していたでしょう。重たいボールを使って、ディレクション・チェンジを繰り返してじっくりとチャンスを待つのはとても重要なこと。練習中のポイントでいつも2、3回のラリーでパコパコと打ちまくってるばかりでは、本番で場が煮詰まって来た時に、力を発揮することができないでしょう。

※2013年10月7日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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