2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart27!U12男子決勝!長いラリーでも最後は組み立てる凄さ!
長いラリーでも最後は組み立てる凄さ!
さて今日もグラナダETAのU12男子決勝から。今日のポイントは、画面手前のLuis選手の4-6 4-5のデュースの場面です。
このポイントを落としてしまえば、相手のマッチポイントになります。その状況を理解した上でご覧下さい。どちらも様子見のラリーから、最後はLuis選手が相手を左右に振ってエースを決めます。思い切り行きたくても、そうもいかない緊迫した場面でも落ち着いて配球し、リスクを少なくして、最後はエースを取っています。相手からすると、Luis選手のミスでもポイント取ればマッチポイントなわけですから、かなり様子を見てます。そんな状況でしっかりとポイントを締めくくることができるのはすごいです。
様子見のラリーが続いた後、少し余裕があるボールが来たのでクロスに打ち込みます。
その返球をバックハンドでクロスへ
そのボールが良いところに入ったので、コートの中に入って相手の返球を待ちます。何度も紹介している基本の動きです。
そして思い切りストレートに打って決めています。
ノンプレッシャーでこのようなポイントの取り方はできても、プレッシャーのかかった状況でできるのは実力がある証拠です。映像では伝わりにくいですが、相手選手のLuis選手に対する『決められるものなら決めてみれば。。。でもミスしたら俺のマッチポイントやで~~』と言わんばかりの嫌らしいラリーの仕方はとてもうまかったです。そのプレッシャーをはねのけて、長いラリーをこのような形で締めくくるには、しっかりとしたテニスの基本が必要です。
※2013年10月8日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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