2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart7!U12女子粘る相手にネットへ!


粘ってくる相手に対してネットへ!

今日は、粘る相手への対処法。スイスの攻撃的なレフティーRADOVCIC選手とスペインの打ちジコりMAYOROVA選手との対戦。RADOVCIC選手が、粘ってくるMAYOROVA選手相手に取った作戦を紹介します。日本でもこの形は強いジュニア達は使ってきます。スピンの効いたボールで粘ってくる相手に、アプローチショットという形ではなく、ベースラインから直接ボレーに行きます。

ジュニア時代の奈良くるみ選手は、この形からドライブボレーでがんがんエース取ってました。この動画では、相手を崩してから前に入っていくという形ではなく、深いムーンボールの打ち合いからなかば強引に前に出ています。RADOVCIC選手としても、しっかりと崩してから前に行きたいところですが、相手のスピンの効いたボールにどうしても付き合ってしまって、なかなか崩しきれません。ファーストセットを落としてしまい、試合全体のリズムを失いかけているので、強引に前に出ていっています。攻撃的なプレイヤーにとって、多い回数ラリーが続くポイントばかりになると、どうしても試合全体のリズムを失ってしまいます。攻撃的にいけていた状況でも、相手のボールに付き合わされてしまいます。この動画でも、かなり良いスライスサーブを打ち、攻める予定が結局、スピンの効いたムーンボールに付き合わされています。それを肌で感じ取ったRADOVCIC選手は、動画のような作戦にでるわけです。このような形は、早い段階で練習しておいた方がいいでしょう。技術だけでなく、勇気も必要です。

※2013年9月11日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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