スペインドリルの身体感覚①
こんにちは!
バルセロナの動画はまだまだありますが、
ここで少しスペインドリルについて掘り下げてみましょう。
あくまで僕自身の持論&現地のコーチの考え方なので、あしからず。
まずは、基本中の基本、下のドリルをご覧下さい。
特徴的なのは、前後に動くこと。
今日は後ろの動きについて掘り下げます。
ドリルの中で下がって打つ時は、下
の写真のような姿勢をとります。
前から見るとこんな感じです。
左に開いていこうとする身体を、
左足で止めるような感じです。
よく誤解されるのは、この打ち方を試合中でもしなければならないと
認識されていることにあります。
大切なことは、この姿勢で打ち抜いた時のプレイヤー自身の身体感覚です。
後ろ足で地面を蹴った力をラケットに伝えていく感覚です。
身体が開いていくと、振り切れないし、力も伝わりません。
実際のゲーム中では、下の写真のようなシーンで生かされます。
右に振られて、オープンスタンスで打ちに行くシーン。
ここで重要なのは、左足を上げることではなく(こういう所がよく誤認されている)
ボールにしっかり力を伝えられる動作ができているかどうかです。
詳しく言うと、肩甲骨とか股関節とかいう言葉を使うことになります。
先ほどの後ろに下がって打つ時の姿勢での身体感覚で打つと、
肩甲骨と股関節が力が伝わりやすい形で連動しやすいのです。
この選手もこのシーンも同様。
ドリルの中で下の写真のように、
身体が開いていると、スイングの加速が行われにくくなります。
この下の選手も身体動作がうまくできていると感じます。
スーパージュニアに出ていた選手のフォアハンドです。
ボールをつぶして、重いボールにして打ち返すには、
ラケットワークがしっかりしている必要があります。
明日もこの記事の続きでいきます。
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