2013版サンチェス・カサルテニスアカデミーの練習徹底検証!!Part27!手出しドリルが増えている現実!
手出しドリルが増えている現実!
以前の記事にも書きましたが、バルセロナではノーマルのラケット出しによるスペインドリルに加えて、手出しによる基本中の基本練習を行う量がかなり増えていました。もうすっかりおなじみの下の動画。
バックはこちら。
選手のレベルに関係なく、トップチームの選手達もひたすらに同じこの練習を繰り返していました。全身の動きがコーディネートされたリストワークの構築が目標。選手達は、勢いのない手出しの死んだボールをミサイルのごとく発射していきます。地面と平行に直線的に打ち込みます。バケツ1杯くらいの量を打ち続けます。球出し中に言われるアドバイスも、選手のレベルに関係なくほぼ同じ。余計なことは言わず、シンプルな言葉が繰り返されます。『世界のテニスが進化するに連れて、スペインのテニスも進化するだからたまに見に来るね!』10年前にそう言ってスペインから帰国して、その後数回バルセロナに来ていますが、まさかこのように手出しが増えることになるとは思ってませんでした。ITFやフューチャーズにチャレンジしているジュニア達も日々黙々と打ち込んで試合に向けて調整していました。とにかく完璧にリストワークを作り切る。どんどん安定かつ高速化していくテニスについていくには、それがベストな練習であるということでしょう。
※2014年1月28日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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