ボレーをさせたい理由2。。。


こんにちは!
以前の記事の続きを書いてませんでした。
過去記事 ボレーをさせたい理由
この記事の最後に、スペインテニスのコンセプトでは
フィニッシュがボレーであると書きました。
テレビでスペイン人のテニスを見るかぎり、
どこがボレーやねん!って感じでしょうか?
確かにストローク戦のみで終わるポイントがほとんどです。
でもそれは、コンセプトを貫いて戦った結果です。
実際は、守りから入り、コートの中で攻撃をし、
フィニッシュはネットプレイで仕留めるという
TIME&SPACEをしっかりと考えた練習をしています。
例えばこのスペインドリルの6番。

ベースラインで左右2球のストロークを打った後、
コートの中に大きく入ってのストロークから、

photo:01



バックボレー、

photo:02



フォアボレー、

photo:03



下がってスマッシュ。

photo:04



その後、後ろまで下がってまた最初のストロークから始まります。
6球1セットをひたすら繰り返します。
また下の動画は、見た目は伝わりにくいですが
ものすごくしんどいドリル。

この位置から死んだボールをボレーさせられます。

photo:05



もう1球。

photo:06



うまく飛ばすにはかなりのフィジカルが必要です。
そしてそれを繰り返します。
スペイン人の重いストロークをボレーするには、
このドリルをやりきれるくらいの
しっかりしたボレーが必要だということです。
少しでも相手のボールが甘い時に、
しっかりとネットプレイでフィニッシュできる能力があるのとないのとで、
試合中のラリーは大きく変わってきます。
対戦相手にそういう能力があれば、
そうそう甘いストロークは打てなくなります。
深いボールを打たなければならない強迫観念から
ストローク戦で自らエラーしてしまうケースが増えるでしょう。
逆に、少しくらい甘いボールを打っても、
攻めてこなかったり、ストロークで無理矢理エースを取りに来て
ミスしてくれるような相手だと、ストローク戦がかなり楽になります。
甘いボールをしっかりと組み立てて、
ボレーでフィニッシュできる能力は、
毎ポイントお目見えするわけではないですが、
見えないプレッシャーとして相手に大きくのしかかります。
そしてそれができるということは、
先にあげたように、TIME&SPACEを
理解し実行できる選手であると言えます。
ボレーができなかったり、
ボレーでフィニッシュするイメージを持っていないと、
無理して速いボールばかりを使ってしまい、
TIME&SPACEとはほど遠い発想で
テニスをしてしまうようになってしまいがちです。
ですから、PLAY+STAYでしっかりと
ボレーの楽しさ&基本技術を学んでもらいたいと思ってます。
さて今日から募集開始しました、
関西ジュニア強化練習会、続々とエントリーが集まっています。
興味ある方は、下記リンクより過去記事を読んで、エントリーお願いします。
昨日の記事 関西ジュニア強化練習会

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