2014ハンガリーテニスヨーロッパ視察で学んだこと!Part9!ドロップボレー!!
ドロップボレー!
さて、今日もハンガリーでのヨーロッパジュニアツアーU12の動画を紹介します。昨日に続いて、今日も上手いラケットさばき、ドロップボレーの動画を二つです。まず一つ目。高い打点のハードヒットのアプローチから、ドロップボレーです。
高い打点で打ち下ろす様にフォアで叩く。
素早く前に行って、
相手の返球は足元に沈んできますが、
ドロップボレーで切り返します。
どの瞬間にドロップを打とうと判断しているか分かりませんが、相手の返球のスピードと相手のポジションを感じ取って前に落としています。良い判断・良いタッチです。
そして二つ目。
ドライブボレーのアプローチからドロップボレー。惜しくもネットミスしますが、注目するのはボレーの打点の高さです。これだけ打点が高いと角度のあるボレーや叩くようなボレーを想像するところで、その想像を見事に裏切ってドロップボレーをしています。完全に相手の予測を外しているので、入っていれば決まっていたでしょう。
相手の弱いボールに対してドライブボレーで叩きます!
ネットから離れていて、しかもボレーの打点が高くなりドロップボレーが難しい状況ですが、
あえてドロップボレーを選択、惜しくもボールはネットしてしまいます。二つのシーンともに、ショット自体も上手いですが、相手の予測を外していることに注目です。一つ目の動画は、パッシングショットが足元に沈んでいます。ローボレーで丁寧に深く打ってくると思わせておいて逆をついています。二つ目は先に書いた通りで、ネットから離れていて高い打点とドロップが困難な状況であえて使うことで相手の裏をかいています。ドロップ系のショットは、ショットのテクニックだけでなく、状況判断が的確に行われているかどうかもとても重要です。普段から積極的に使って、状況判断を磨いていくしかないでしょう。
※2014年7月16日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月19日に再度公開しました。
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