大きな武器。。。
こんにちは!
昨晩はTVでフレンチオープン観戦。
奈良くるみ選手の試合をじっくり見ました。
相手のフランス人選手は18歳!?
打ち過ぎでしょ!って思ってたけど、これが入る入る。。。
でもうまくペースを落として、相手のリズムをくるわせての逆転勝ち!
って言葉にすると二行ですが、ものすごく濃密なやりとりの応酬。
ああいう試合は、TVより生で見るとより駆け引きがよくわかるんだろうなぁ~。
二回戦も頑張って勝ってほしいです。
今日も夜のコート掃除をしながら、低年齢チームを多く指導してもらっているコーチとミーティング。
低年齢のうちに、いかにたくさんの戦術を理解して表現できるようになるかが大切だと話し合いました。
テニスは、綺麗に打てる選手が勝つわけではなく、強く速く打てる選手が勝つわけでもありません。
自分が優位に立てる方法を見つけ出して、表現できる選手が勝ちます。
表現するためには、テニスの練習をたくさんして、ボールコントロールが上手くなるしかありません。
でも、自分が優位に立てる方法を探すことも、小さい頃から習慣づけておく必要があるでしょう。
それにはただ打つだけではなく、色んなシチュエーションで、バリエーション豊富なショットの練習が必要になります。
すぐに出来なくても良いと思います。まわりで見ていると歯がゆくなることもあります。
でもジュニア達に、なるべくたくさんのことに最初から触れてもらうことは、とても大切だと思います。
一つのショットだけを練習すれば、早く固まるしミスも減り試合も少しは勝てるかも知れません。
しかし低年齢の時に、たくさんの戦術やたくさんのショットに触れておくことで、引き出しが増え、テニスが形になってきた時に、さらに勝てるようになります。
『小さいのに、ホンマに良く頭使いまくりますわ~~~!!』
奈良選手が小学生の頃に指導をしていた、江坂のコーチの当時の言葉を思い出します。
テニスコートで頭を使うことは、外から見ているよりも難しいです。それはひらめきに近いものだから。
でもそれは練習することで鍛えることができます。運動量が豊富で球が速いことだけが武器ではなく、アイデアが豊富で、頭の回転が速い、判断が早い、決断が早いことも大きな武器なんです。
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