競争を繰り返して、成長できる環境。
こんにちは!
バルセロナは、サマーバケーション中の選手が
続々と帰ってきて各テニスアカデミーともに活気が出てきました。
元々スペインに留学していたこともあり、
こちらの練習方法はそれなりに知っています。
特に真新しいものはなく、
ですが地道に良い練習をしていると感じます。
基本的なことを大切に練習しています。
そして基本が身につくまでに時間がかかることも知っていて、
長い時間軸で考えて育成をしています。ですからシンプルなことを、
シンプルに指導し、落とし込んでいきます。
クレーコートがメインなので、球足の遅いコートでの
戦術ベースの練習が多いですが、少しずつ前に入って攻撃的にプレイする
スタイルを目指しているように感じます。
クレーコートで強い選手は、すべてのサーフェイスで強いと言われて久しいですが、
現在進行形で戦っている選手やコーチは、絶えず進化を追い求めています。
コートの中に入っていく相手の時間を奪う動きは、
今後は必須スキルになっていくでしょう。
クレーコートで戦う選手は、1本重たいボールで凌ぐことができますが、
それが通用しなくなる時がくるかもしれません。
テニスは相対評価のスポーツで、必ず相手が存在し、
相手の強さによって自分も磨かれていきます。
バルセロナは気候も良く、良いアカデミーもたくさんあるので、
選手がヨーロッパだけでなくそれ以外からも集まってきます。
大会も豊富で競争が激しい。それだけにやる気があり、
向上心がある選手・コーチはものすごく成長できる環境だと思います。
10月のスペイン遠征には、コーチ志望の若手コーチも一緒に行くことになりました。
彼にもここで頑張るために必要なことを伝授したいと思います。
海外の環境は自ら求めていかないと、何も手に入りません。
ジュニアのうちは、良いクラブを求めて動くことも構いませんが、
自分が与える側に回ると受動的なマインドだけでは成長できません。
日本人の気質は、コーチやトレーナーとしてヨーロッパで十分に活躍できると思っています。
第1期生として大きな存在になってもらえるように、ともに歩んでいこうと思います。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。