五輪準備に役立てて!オランダでのハプニングから学んだ『おもてなし』に必要な事!
東京オリンピックでは僕と同じような被害者をだしたくない!!!
海外を転々としながら現地のテニスアカデミーを視察して回っています。
まずこの旅の説明を。。。
この7月で関西のテニスアカデミーのヘッドコーチを辞めて、新たな仕事を作るため、世界中を旅することに決めた私。
世界中を旅して、世界中のテニスコートを周り、世界中のテニスコーチに出会って次なる活動につなげることが目標。次なる活動とは、日本と海外のテニス環境の架け橋になること。一人でも多くのジュニア選手、テニスコーチ、スポーツトレーナーに海外に出て経験を積んでもらいたい。そんな活動につなげるための旅です。色んな地で色んなクラブを回って色んなコーチに会って、信頼作りに励んでいます。
そんな旅ではできるだけコストをかけずに、色々と回りたいものです。すべてタクシーに乗れたらいいですが、失業しての貧乏旅行のため予算面でそれは不可能です。当然、バスや電車などの公共交通機関を利用することになります。同じく低コスト目的の宿泊で使用したAirbnbのトラブルはすでに記事にした通り。
番外編! Airbnbで借りた部屋が汚すぎて逃げ出した! 泣き寝入りせずに規約通り対応していたら、最後はAirbnbの神対応に救われた!!もっとも重要な初期対応とは?
頼りになるのはGoogle先生!
目的地に時間内に到着するまで、どこからバスにのってどう乗り継いで行けばいいのかは、Google先生がすべて教えてくれます。こんなバス停にある表を見てもさっぱりわからない。
グーグルマップのナビの写真、グーグル先生はさすがです。
乗り継ぎの時の徒歩の区間もわかりやすく表示してくれます。とても便利な時代です。バルセロナでは、14年前に留学していた時の経験で回数券の購入方法から使い方までしっていたので、このような機械にカードを通すだけで乗れることを知っていました。しかも1時間半以内なら乗り継ぎも無料でできます。
おそらく海外から日本に来た観光客のみなさんもこのようにGoogle先生を頼って、様々な交通手段を乗り継いで少しでも安く便利に移動しようと思うはずです。ですがどのバスに乗ってどこのバス停で降りればいいのかわかっていても、バスを乗りこなすことができるとは限らないんです。。。
事件はアムステルダムで起きました
空港から街の中心地へ出ようと、空港職員さんに聞いてバスに乗りました。バス停でバスが止まると、前後のドアが両方開いたので、自分が待っていた場所に近い後ろ側のドアから乗り込みました。後から考えれば、この時、偶然にも後ろ側のドアから乗車したのが悲劇の始まりでした。他にも同じように後ろ側のドアから入った方々がおそらく7〜8名いました。全員の動向を見ていましたが、切符を買うような素振りは全くありませんでした。乗車してそのまま椅子に座りました。無銭乗車は嫌なので、どのようにお金を払ったらいいのか知りたかったのですが、すぐにバスが出発し、立っていると危なかったのでとりあえず席に座りました。バス代を払うシステムがわからないので下りる時に支払いをしようと、そのまま座っていました。徐々にアムステルダムの街並みが見えて来る。
すると、停留所で3人組みの警備員or警官のような人達が乗ってきて、乗客のチケットをチェックし始めました。ちょうどよかった、この人達に聞いてみようと思いました。チッケトはなく、買い方がわからなかった旨を伝えるとおもむろに小さい機械を取り出して支払いの準備をし始めました。小さい機械からレシートが出てきたので、よかったチケットを発行してくれるんだと思いきや、なんと70ユーロ。高い過ぎる。よくよく聞いてみるとペナルティ、罰金らしい。
そりゃないぜ。
こっちは旅行客でシステム知らないんだから。。。って言っても聞いてもらえない。こっちは悪気はなかったし、払う用意もあることを一生懸命伝えたけど完全に無視。降りる時に運転手さんに払うつもりだった。と主張しても、それなら乗る時に払うはずだと言ってくる。それならば後ろ側のドアを開けちゃだめでしょう?って主張するも聞く耳もってくれない。完全に犯罪者扱い。バスに乗っていた他の旅行者も5分間くらい一緒になって、それは旅行者に対してあんまりだと、フォローしてくれたけど、関係なし。到着して30分くらいで、なんじゃこの国は??って感じ。
そのまま大人しく目的地まで向かっていたけど、ついに妻が我慢できなくなって『あなた達は本当に不親切で意地悪だ!』と3人組の警備員or警察に叫んでしまった。するとすごい形相でこちらに来て、色々とまくしたてられた。。。その時のこちらに向かってくる時の写真。万が一、暴力でも振るわれたの時のために反射的に撮ってしまいました。
モザイク入れようかと思いましたが信憑生がなくなるのでそのまま掲載しました。ただ、私の主張はこの方が悪いというものではないことは言っておきます。この方もシステムに則って仕事をしているだけなので、改善して欲しいのは仕組みです。なんとか場は収まり、降りることに。その時にまたもや、我慢の限界だった妻が、『本当に不親切!』って言いながら降りたら、なんと3人組みは怒ってバスから降りてきた。ただでさえデカいオランダ人。平均身長は男子約184cm・女子171cmという巨人。その時の写真はさすがに取れていないが、こんな迫力。
なんでグラサンの縁、ピンクやねん!いや違う、そこじゃなくて、ドタバタと乗り込む旅行者にもわかりやすい仕組みを考えてほしいなぁ。
切符を調べる専門の民間スタッフなのか警察なのか、僕にはわからない。服装では警察のように見える。このまま警察に連れて行かれて拘束&尋問とかになったら、たった三日の滞在は台無し、アポを取っているテニス関係者にも大迷惑をかけることになる。僕は妻とこの巨漢男性の間に入って、落ち着いてほしい、とにかく落ち着いてと相手をなだめて、向こうへの理解を示し、3分ほどのすったもんだを経て握手にこぎつけて、その場を逃れた。。。
あちら側にはあちら側の言い分があるのはわかります。ことの原因のすべては、バスのルートは簡単にわかっても切符の買い方がわかりにくい点にある。東京オリンピックの時は、ぜひ、外国人がバスや電車、地下鉄に簡単に支払いができて乗り降りできるようなカードなどを発行してあげてほしいと思います。そして空港のわかりやすい場所で発売してもらいたい。ついでにSIMカードも。PiTaPa的なカードとSIMカードがあれば、大抵どこでも困らずに行くことができる。
くれぐれも、ルールがわからずに乗ってしまった外国人に無下に罰金を科すことだけは避けてほしい。払う気持ちがある人達に、払う方法が一目瞭然なシステムを作ってほしいと思います。罰金を科した人も科せられた人も悪くなく、システムが悪いのだから。。。
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