トーナメント参戦!日本とヨーロッパのルールの差で生まれる本質的な違い!


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現在8名のジュニアと1名のコーチの引率でスペイン、バルセロナにあるサンチェス・カサルアカデミーを訪れています。私自身が14年前に1年3ヶ月滞在し選手として修行を積んだ場所でもあります。

滞在から1週間が経過、今日は1dayトーナメントに参戦しました。ドローは多くて16ドロー。1日で終わることができます。日本にも1日で終わるローカル大会はたくさんあり、私も前職ではたくさん企画・運営していました。

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日本とのルールの違い

日本の1dayトーナメントは、1セットマッチで行われます。各都道府県のポイントが付与される協会の大会でも1セットマッチです。大会によってはノーアドバンデージ方式の場合も多いです。対してスペイン(ヨーロッパ)では3セットマッチ。各セットは4ゲーム先取、3-3になると5-3にするか、4-4になったらタイブレークです。要するに2-2スタートで1セット行うのと同じです。もちろんデュースあり、ファイナルセットは10ポイントのスーパータイブレークです。

2 or 1

日本のルールだと1セット取れば勝ち、そしてノーアドバンデージだと拮抗した状態でも1ポイントを取ると勝ち逃げできるルールです。対してヨーロッパの方は、1セット取っても勝ちではない。デュースがあり2ポイント連続で取らないとゲームが取れない。

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要は勝ち逃げできるかできないか

日本の1セットマッチのルールとヨーロッパのルールとの本質的な違いは、勝ち逃げできるかできないかということに集約されると思います。勝つためには、2ゲームもしくは2ポイント連続で取ることが必要なルールと、1セット、1ポイント取って逃げ切れるルールとでは勝っても負けても学べることが変わってきます。勝ち逃げできないルールの方が、本当の意味での強さが必要になります。

テニスはプレイ時間が決まっていないスポーツ

サッカーやバスケットボールと違ってテニスはプレイ時間が決まっていません。どちらかが勝つまで試合は続きます。1セットマッチの試合でも、15分で終わる試合もあれば90分かかる試合もあります。そこに勝ち逃げできないという要素が加わることで、勝つためには、さらなる勝負強さが必要になります。3セットでデュースありというルールは、本質的な強さを育む上で必要だと思います。

3年前スペインドリルの動画で紹介した当時10歳の少年がいました。世界中頑張っています。

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これです。

10歳の少年のスペインドリル Spanish drill, 10years old boy

A video posted by Masayuki Inamoto (@masayukiinamoto) on

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