箱根キャンプで学べること!!
3月に開催予定の箱根キャンプ with スペイン人コーチ、ファン・エスパルシアは、今、多方面で最終の値段交渉段階です。今週中には詳細発表できると思います。今日はエスパルシアコーチが5日間で行う指導について紹介していきます。
打ち方ではなく戦い方
一言で言うとこの言葉に集約されます。打ち方の指導はないに等しいです。世界のトップ選手を数々指導してきたエスパルシアコーチ。指導していたガルシア・ロペス選手は、エスパルシアコーチと綿密な戦術を立て、遂行したことにより、全盛期のナダルを倒しています。ショットの威力やフットワークでは、とてもナダルには太刀打ちできません。今回のキャンプでは、『戦い方』の指導をメインに行っていきます。
戦い方という概念を知る
エスパルシアコーチ(以下エ) 『△△△な風にしていこう。』
ガルシア・ロペス(以下ガ) 『そんなん言うてもナダル足速いやん!!むずいわ!』
エ 『そんなことない、彼の苦手な××××をついて、自分の得意な○○○なパターンに持ち込もう!』
ガ 『そんなん言うてもナダルのボールめちゃスピンかかってるし、そんなん無茶ぶりやわ!!』
エ『大丈夫、しっかり戦術立てるからその通り落ち着いてプレイしていこう!』
見事ナダルを倒して。
エ 『な、言うた通りやろ?』
ガ 『ほんまや!!』
ナダル戦を前にこんなやりとりがあったかどうかは、知りませんがかなり綿密な戦術打ち合わせをしたそうです。(こんな雑ではない、笑)打ち方の指導ばかりにフォーカスしすぎると、戦い方という試合に勝つために必要なもう一つの概念を軽視してしまいます。テニスは強いボールを打つ選手が勝つと決まっている競技ではありません。またこのブログでもよく取り上げるテーマですが、多様性のあるプレイができるようになることは、勝つためにはとても重要なことです。
必要は発明の母
戦い方をしっかりと学ぶことで、強いショット以外のショットが必要であることが理解できます。必要は発明の母。勝つための戦い方に必要だと理解できれば、
①軌道が高くてバウンド後に弾むボール
②間を作りながら低く滑るスライス
など、強いショット以外のショットの習得にも取り組むことの重要性に気づくでしょう。
五日間で鍛えるのは頭!
彼のキャンプの5日間で一番鍛えられるのは、『頭』です。彼は選手たちが納得いくまで話をします。5日間でテニスの技術が飛躍的に伸びることがないことを彼は知っています。ですが、5日間あれば、将来大化けするためのエッセンスを注入することは十分可能であることを彼は知っています。『頭』の中身が変われば、日頃の練習の全てが変わります。世界のトップを指導してきた彼の勝利へのエッセンスを学びましょう。
プロモーション動画
です。エスパルシアコーチの隣に写っているのは、前回江坂TCで開催した時に通訳をしてくれた高木さんです。今回もしっかりとエスパルシアコーチの言葉を伝えられるように通訳を頼んでます。テニスの指導経験もかなりあるベテランコーチなので、最高の通訳となるでしょう。
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