努力は世界一の日本人に欠けている大切なこと。
単純な努力では負けない
これまで日本のジュニアを引率して海外遠征を行なってきた経験、そして私自身が14年前に1年3ヶ月テニス留学をした経験上、日本人は努力し続けられるという能力に関しては群を抜いていると思います。コートに立てばテニスに集中し、疲れようが、テニスが嫌いになろうが、日々全力を出すことができます。そしてそれを365日、何年間も続けることができます。この点に関しては自信を持っていいと思います。
ビジョンが描ければ鬼に金棒
ですが、ビジョンを描いて努力をするということが苦手なのかなと感じます。こういう意味があるから、こういう練習をしよう。そう言われると黙々とこなせます。ですが、その練習を生かしてどのように試合に勝つのか?自分が最終的に勝てることを見越して練習に取り組むというビジョンが欠けています。私自身が本当にそうでした。
ビジョンを教えるバルセロナ
バルセロナのアカデミーでは、、強くなるためのビジョンを教えてくれます。勝つためには、プロになるためにはどのような考え方で練習しなければならないのかを教えてくれます。来年3月に箱根に来てくれるエスパルシアコーチも同じです。そのビジョン通りに成長して行くために、テニスの練習は存在します。もっと広義のビジョンも必要で、テニスでの経験を生かしてその後の人生をどうやって有意義なものにして行くのかも大切になってきます。ですからジュニア達は練習だけでなく、勉強もしっかりと行なっています。
ハイブリッドは強い
努力ができるということは、間違いなくものすごいアドバンテージです。そこにしっかりとしたビジョンがあれば、まさに鬼に金棒です。これまでのように大学を出て、一流企業へ。という流れだけが世界で無くなって来ている今、明確なビジョンを持つことはとても大切。それはテニスの上達にもそのまま繋がって行く考え方だと思います。
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