箱根キャンプで得てもらいたいこと。
箱根キャンプで得てもらいたいこと
今回の箱根キャンプではジュニア達のゲーム性を高める練習メニューで
①アイディアの引き出しを増やす
②試合中に考える・ひらめく能力を身につける
ことを目標に行っていきたいと思います。
そのための練習をエスパルシアコーチと進めていこうと思いますが、答えを出していくのは選手であり、また考える力を育成するという意味で、正解を求めすぎないことを大切にしようと思います。
子供達の戦術の発想の種を作り出すため
それは発想の種を作り出すためであり、こちらからヒントは与えますが、答えは出さずに動きながら考えてもらいたいからです。
①相手のコートにオープンコートがある
②相手の逆をつく発想がある
③2手・3手先を読んで組み立てる
など言葉にするのは簡単ですが、選手はこれらを一瞬でひらめき、行動に移し続けることが必要になります。
5日間の前半は、できるだけ答えをすぐに出さずに感じて考えてもらおうと思う。
特に前半の2・3日は、できるだけこちらから答えを出さずに、答えの方向に導いていきたいと思います。キャンプは5日ですから、後半に行くにつれて答えに近づけていこうと思います。正解はコーチ陣の頭の中にはありますが、いきなりそれを口に出して求めてしまうと結果に繋がりません。あくまで5日後の結果にこだわって行いたいと思います。
誤解のないように、自由=楽、答えに導く=放任ということではありません。
練習は、パターン練習とパターン後の自由度の高いラリーに分かれます。フリーになるまでのパターンはとても大切になります。この部分は最初から正解があります。ここに関しては初日からしっかりと理解して学んでもらいます。パターンをしっかりとこなせるだけの基礎のテニスの能力はとても大切です。この部分は日頃の練習で積み重ねる必要がありますから5日間ではその重要性を理解することに重きを置きます。5日間で急激な基礎技術の向上は不可能です。
真面目な気質+クリエイティブ
日本人が持つ真面目な気質を生かして、堅実なパターンを取得し、ヨーロッパの選手が持つ、クリエイティブな発想の種を習得する5日間にしたいと思います。最初に書いたように緊張ばかりでは、クリエイティブさを生み出すことができません。かといって緩いから自由な発想が生まれるというほど簡単なものでもありません。5日間が終わった後、ジュニア達のプレイに
①コートの縦・横・高さを広く使える
②球種を使って変化をつける
③リスクを背負ってコースを積極的に変える
などの変化が現れることを期待します。
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