お父さん・お母さんがジュニアの成長を加速させるために欠かせないこと。
それは
『気づき』をプロデュースすること
です。
敗戦は気づきのチャンス
日頃からコーチや保護者の方から言われているアドバイスが、敗戦によって、点と点が線になるように、頭の中で繋がる瞬間があります。
いつもと違う環境は気づきのチャンス
現在、クロアチアの3人の小学生ジュニアと遠征に来ていますが、
・生活
・クレーコート
・ヨーロッパの対戦相手
など、普段と違う状況が増えると『気づき』のチャンスが増えます。
日本だと
ジュニア達は、とにかく負けないことを強く意識してしまいます。現在、ジュニア3人とクロアチア遠征中ですが、私の『日本だと負けたら嫌だな、ばっかり考えてしまわない?』の質問に、3人とも声を揃えて、『はい、ほんまにそうです。』との返事が返ってきました。勝負の世界のなので、それが当たり前で、それがなければ意味がなのですが、ランキングシステムや取り巻く環境で、そういった空気感に拍車がかかっていると思います。
ひらめきの動線
環境が変わることで、選手の意識が『負けたら嫌』から、テニスの本質的なところに向きやすくなります。
・単調なテニスになっている
・速いボールばかり打とうとしている
・1球目で決めに行くorひたすらつなぐになっている
など、自分がどういう風にプレイしていたかを冷静に分析できるようになり、勝つために必要なことがひらめく動線ができます。
自発的
いくら多彩な戦術とか重いボールとか言っても、選手本人が気がつかなければ、プレイはなかなか変わりません。また、あくまで多彩な戦術というのは、ヨーロッパの選手に対抗するための選択肢の一つなので、自分は別の気づきがあり、それを追求したいと言うのであればそれでも良いのです。
あくまで自発的な反応が大切なのですが、日本の場合、我々世代の教育がそうだったように、選手達は、指導者の頭の中の正解を考えてしまう癖があるので、自発性が失われてしまいます。(そうならないように指導を工夫するのですが、なかなか難しいです。)
変わる
ジュニア選手は、自分達で『気づく』と変わります。練習や試合後のアドバイスは所詮、点を打っているだけで、それを線としてつなげる『自発的な気づき』をどのようにプロデュースできるかが、サポートする人間には問われます。
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