テニスで、ヨーロッパの強い低年齢ジュニアができそうでできないこと
それは
大人と同じような練習
です。
私の経験
それなりに、日本でもヨーロッパでも低年齢のジュニアを見てきました。上手く、強いジュニアの特徴として言えるのは、
・ボールは打てば入る
・上手くポイントが取れる
この2つです。
・ボールは打てば入る
縦回転がどうとか、ネットの上を余裕を持って通過するとか、そういう要素抜きに、ボールを打てば相手のコートに入ります。ネットギリギリを通過する時もあれば、高い位置を通過することもあります。回転も縦回転の時もあれば横回転の時もあります。
・上手くポイントが取れる
見ていて面白いプレイをします。それは、アイディアがあるからです。何もしない時は何もしないですし、そのグリップの持ち方でそこには打てないだろうという場所にも打ちます。そしてボールは入ります。ボールを入れるためのスピードや角度の調節ができます。
こう言うと天才は違うとか言われそうですが、視点を変えると、最短距離で上手くなっていると考えることができます。そして共通することは、それらのジュニアに大人と同じような練習をさせても、それほど上手くはできないということです。大人のように何往復もラリーすることは、それほど得意でなくても、試合になるとボールはコートに入ってきます。
ヨーロッパ
ヨーロッパではそれほど細かい打ち方の指導はありませんが、
・どういったボールを打つのか?
・どんなポイントの取り方を目指すのか?
ということに関しては指導がしっかりとあります。目指す球質が大切で、それを表現出来る打ち方であれば、すべて正解です。
低年齢化
世界中で競技スポーツの低年齢化は進んでいます。8歳〜10歳で、見ていて楽しくなるような試合ができるジュニアがたくさんいます。だからといって、それらの選手が、大人と同じような反復練習をしているか?・できるか?と言えば、必ずしもそうであるとは言えません。むしろできるジュニアは少ないと思います。
ゲーム
テニスはスポーツであり、ゲームです。そのゲーム性を理解して楽しむことも上達に欠かせない要素です。低年齢の時は、できるだけプレッシャーを少なくして、ゲームを楽しむ環境を整えることで、上達への近道をプロデュースしてあげたいですね。
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