ヨーロッパのテニスコーチが、低年齢ジュニアの戦う姿勢に対して考えていること
それは、
『勝てなくてもいい』と『勝たなくてもいい』の違い
です。
勝てなくても良い
低年齢のジュニアは、
・発育スピードの違い
・まとまらなくても良い
という観点から考えると、勝てなくても仕方がないというケースは多々あります。
・発育スピードの違い
最大で±2歳とも±3歳あるとも言われる、発育の差。見てすぐにわかる身長や、見ただけではわからない、パーセント成人身長(将来自分がなる身長の何パーセントの身長があるか)によってパフォーマンスに差が出ることは仕方がないことです。
発育の差に関する過去記事
・まとまらなくても良い
勝つために守備的なテニスにこだわりすぎる必要はないですし、いつも少し難しいテニスにチャレンジしていれば、接戦で負けてしまうのは仕方がないことです。
勝たなくても良い
試合にでる限りは、勝つことを目標にすべきで、勝たなくても良いということはありません。ファイトしない姿勢は厳しく注意されます。
見る目
世界中、低年齢でランキングがあります。ランキングは実力を表すものですが、将来を約束するものではありません。U12で学んでおくべきこと、U14で学んでおくべきこと、を順々に学んで行くことが大切です。低年齢で勝つことは大切ですが、それだけが全てではありません。
ヨーロッパ
私が知っているヨーロッパのコーチは、低年齢選手のランキングについて質問しても、答えるのはその選手のプレイ内容になることが多いです。質的な部分を見ることが大切で、結果のみに左右されないことも重要です。
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