錦織選手のジュニア時代に学ぶ、強くなるために必要なこと
なんでもできたジュニア選手
知り合いの中に、錦織選手のジュニア時代を語る(実際に試合を見たので語ることができる)コーチはたくさんいて、皆声揃えて、「なんでもできる選手だった」と言います。
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なんでも
この場合のなんでもと言うのは、
・全てのショット
・全ての戦術
と言う意味です。打てないショットがないのは当たり前で、
・狙えないコースはない
・スピードや回転、軌道を自在にコントロールできます。また、それらのショットを組み合わせて、
・早い展開
・あえて遅くする展開
・スペースを広く使う
・ネットプレイを混ぜる
など、あらゆる戦術を使うことが、ジュニア時代からできたそうです。
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なぜ?
U14やU12までに、全ての技術・全ての戦術を身につけさせようとすると、とてもじゃないけど、時間が全く足りないことがわかります。ではなぜ錦織選手には、それができたのか?それは習得スピードが早かったからに他なりません。
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なぜ?
ではなぜ習得スピードが早かったのか?それは技術を習得するために必要な、基礎的な運動能力が高かったからです。先天的、後天的なものも含めて、テニスに出会う前、またはテニスを行いながら、培った基礎的な運動能力により、ものすごく早いスピードで、全ての技術・全ての戦術を習得できました。
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ヨーロッパ
ヨーロッパでは、テニスの技術だけでなく、この基礎的な運動能力を高めるトレーニングを、かなり上手なジュニアにもしっかりと行います。子供達の運動体験が減っているのは、世界共通です。低年齢からの競技特化で、テニスが上手いジュニアは増えていますが、最後に必要なことはどんな能力なのか?しっかり見極めて指導しています。
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