攻撃力を高めるには
4月のイベントが終わりました。
今回は『シングルス練習会 ショートポイントを意識しよう』をテーマに練習をしました。
子どもたちのテニス環境はさらに充実し、公式戦がなくてもマッチ練習会が頻繁に行われるようになり、試合に困ることはなくなりました。試合が増えることで、利点もある一方で、技術面では改善の余地が生じることもあります。
それは
・足の動きが細かくなりすぎること
・スイングが中途半端ではないものの、完全に力強くもないスイングになってしまう
・当たりが薄くなってしまうこと
などです。僕はこの動きを「忙しい動き」と表現しています。
要するに、ミスを怖がってしまい、攻撃力を高める動きが制御されてしまっている状態です。
試合はミスすると負けてしまうのでそれは技術が成熟していない選手には仕方がないことです。
今回はそこに焦点を当ててしっかりと攻撃するストロークを練習しました。
・フォーム固めのための球出し練習
・ミスを減らす目的のラリー練習
を封印して
・厚い当たりを感じる球出し練習
・指定された秒数の中で最大限にミスなくラリーする練習
を軸に競技力を高めました。
この練習を通じて、子どもたちは自分たちの持つ攻撃力の可能性に気づけたと思います。
忙しい動きのまま、攻撃力を高めようとすると、どうしても腕から先だけで速くスイングしようとする手打ちになってしまいがちです。それでは余計に当たりが薄くなり悪循環に陥ってしまいます。
日本人だからパワーテニスはできないと悲観的にならず、しっかりと攻撃していける選手に育ってほしいです。
5月のイベントはすでに募集を開始しています。
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