股関節にもエンジンを搭載しよう!
ラケットが軽量化し、ボールを飛ばしやすくなっている影響からか、軽々とボールを打つ選手が増えました。
しかし、身体をしっかり使えているかと言えば、肘と手首で飛ばしている選手も多く、競技として競争するには不十分な選手も多いです。
車に例えると、股関節周りにエンジンを積む必要があるのですが、それが肘と手首についている感じで、一見上手そうに見えてもボールが伸びません。
これにはスクエアスタンスやクローズドスタンスを疎かにして練習することも関係していると思います。
幼少の頃の運動体験により、何もしなくても股関節を上手く使って身体を回旋させてボールを打てる選手はいいですが、そうでない選手は、スクエアスタンスやクローズドスタンスを使ったボール出し練習によって、股関節にエンジンを搭載する必要があると思います。
テレビで見ている選手は使っていないor頻度が少ないとは言え、スクエアスタンスやクローズドスタンスによって習得する身体操作はオープンスタンスを使う時にも重要な役割を果たします。
スクエアスタンスやクローズドスタンスを使って、股関節を柔軟に使い、本当の意味で「ボールを飛ばせる選手」にならないと競技テニスで勝ち残るのは難しいです。
プレイ+ステイの登場で戦術ベースの指導が増えましたが、結局は「どのくらいボールを飛ばせるか?」によって戦うカテゴリーが決まります。
股関節にエンジンを搭載できるように、スクエアスタンスやクローズドスタンスの基本練習もしっかり行いましょう。
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