算数、数学は苦手な方がテニスはうまくなる?
茂木健一郎さんの『思考の補助線』という本
(僕には文章が難解ですぐに夢の世界にいざなわれる、笑 )
の中に、
『言葉の持っている不思議な性質の一つは、
それが数学的形式の基準からいえば曖昧であるからこそ、
そこにある種の無視できない力が宿る。』
という文章があった。
なんちゅうややっこしい文章。。。
言葉はあいまい。。。
そこで、ふとレッスン中にひらめいたあることが、
頭に思い出された。
算数や数学が得意な子は
テニスが上達しにくのでは。。。?
というなんの根拠もないひらめき。。
数学的にテニスを考えすぎると、
上達の妨げになる要素があるような
気がしたのです。
2+3=5 という風に数学では
その場で答えがでます。
でもテニスで、あるショットを練習したり、
速いサーブが打ちたいと思っても、
答えはすぐにでるものではありません。
また、素晴らしい理論の打ち方を知ったからといって、
体で覚えてできるようになるまでは、
時間がかかります。
数学的に考えると、
今すぐに答えがでることばかり考えてしまい、
じっくりと時間をかけて技術をマスターしていくことに
ストップをかけてしまうような気がするのです。
数学的に考えると、
すぐに結果がでない自分自身に気がついてしまい、
すぐに練習の仕方や方法を変えてしまう。
言葉はあいまい。
『もっと重いボール』
『もっと足を動かして』
数学的形式からみると、
あいまいすぎる表現!
まあでも、
算数、数学ができてもテニスがうまい子はたくさんいるだろうし、
逆に算数、数学が苦手でテニスも苦手な子もたくさんいるだろう。。
数学には、じっくりと、
考えないと解けない問題もたくさんある!
冒頭の僕のひらめきは、
ただの勘違いというか、
明らかな間違いだな。。笑!
失礼しました!
ただ言えることは、
テニスの努力は
数学的に数字にしてすぐに結果がでるものではなく、
コツコツと続けることが大切だと言うこと!
練習を3時間するとします。
最初の30分はものすごい気合でやるけど、
それだけでボールが速くなったり、
急に苦手なショットが得意になったりはしないもの。
そして成果がすぐに感じとれないと、
練習のテンションが落ちてしまう!
それでは、上達は期待できない。。
言葉はあいまいだからこそ、
ある種の無視できない力が宿る。
『重いボール』という言葉は、
数学的に言えば、あいまいな表現です。
しかし実際は、
その言葉を信じて練習に打ち込めば、
自分の打つボールに、
ある種の無視できない力が宿る。
あいまいな言葉のアドバイスの答えを出す為に、
何ヶ月も何年もかけられる
強いメンタリティが必要です。
さあ、明日からは、N嶋茂雄ばりに
『もっとビューンと振れ!』とか
『もっとバコーンと打て!』とか
あいまいに、言っていこうかな!
お前はもともと、そうやろって
言われそう!笑!
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