月曜日は本の紹介!


こんにちは!なかなか暖かくならにですね。。。

昨日は法事で慣れないスーツを着たら、

首の周りに締め付けられたあとがくっきり、笑!

さて今日紹介する本はこちら!

街場のマンガ論/内田 樹
¥1,470
Amazon.co.jp

内田樹さんの漫画論です。

題材が漫画とうことで、予備知識がそれなりにあり、

難解な内田さんの本だけど、すらすら読めました。

まず、内田さんは井上雄彦さんのことを、

ノーベル漫画賞を創ってもいくらいだと褒めている。

井上雄彦さんは、ご存じスラムダンクやバガボンド、リアルの作者です。

で、内田さんはとにかく褒めるのがうまい。以下に紹介すると、

井上雄彦の天才性は、その「キャラ」以外の誰も口にすることがなく、

それを口にしたことによって、

その「キャラ」が「その人」自身になるような決定的な一言を

探し求める真摯さのうちにむしろ存すると私は思う。

なんて表現する。

そんな決定的な一言を、スラムダンクの中でたくさん見てきた気がする。

また面白かったのは、少女漫画に対する考察。

内田さんは少女漫画を良く読むそうです。

その中で、少年漫画にはなくて少女漫画にだけ存在する表現として

以下のようなものを挙げている。

「自分がそのようなことを思っていることを本人でさえも意識化していないこと」

を記号化しうる能力こそ、女性に特化されたエクリチュールの際立った特徴なのである。

男性語話者には、これができない。

というのは、私たち男性は、自分が思っていることを全部記号化するという作業に

知的威信を賭ける傾向があるからである。(途中略)

女性たちはこの「言葉にしなくていいもの」「言葉にしないほうがいいもの」を

言語以外の記号を用いて巧みに操作することができる。

少女マンガの「キモ」は、この「言葉として口には出されていないが、

記号的には発信されている思い」を読み取る快楽である。


そう言われればそうなのかなぁ、と思ってしまう。

著者は、『エースをねらえ!』をもう10回くらい読んでいるらしく、

そこから、「師弟関係とは何か」「武道の修行のあり方について」などを学んだらしい。

内田さんいちおしの漫画らしい。


そんなこんなで「エースをねらえ!」を読んでみたいなぁとTwitterでつぶやいたら、

すぐに4人の女性から読んだことあるとリプライがあり、

そのうち2人から「貸しますよ~」と言ってもらった。

やっぱり伝説の漫画なんだ。

テニスコーチとしてここは読んどくか!

ってか10年前くらいにも、紹介されて読んだ記憶があるけど、

まったく覚えていない。

キラキラお目々のこれはなんのショットなんだ?という絵しか覚えていない。。。

今度は心して読もう!

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火曜、金曜はテニスコーチの技術系ブログ!
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