スペインテニス賛否両論!練習時間とアドバイス。
こんにちは!
テニスの練習と聞いてイメージするのは、まず『ラリー』でしょう。
では、シンプルなストレートでのラリーをだいたい何分くらいやりますか?
だいたい夢中で打っているとすぐに30分くらい経ってしまいますよね?
ストレート、クロスでラリーしてお互いにボレー対ストロークをやったら
1時間なんてあっと言う間に経ってしまいます。
スペインではだいたい、練習メニューが変わるまで小一時間くらいあります。
ラリー、スペインドリル、マッチ練習。これだけでもう3時間経ちます。
詳しくは、右のサイドバーからダウンロードして、『バルセロナでの一日』をご覧ください。
一日、6時間練習してアドバイスを少しだけ受けます。
対して、日本のレッスンはどうしても細切れに時間を使わざるを得ないので、
ストレートのラリーが5分くらいで終わったりします。
これでは、『相手とペースやタイミングが合ってきたなぁ~』と思った頃には
次のメニューに行くという感じです。
そしてその5分の間に3つくらい、
あれやこれやとアドバイスしたりします。
練習時間とアドバイスの量が反比例するのってどうでしょうか?
これはしょうがないことだと思ってます。
そうなるものだと思ってます。
ただ好ましくないことだとも思ってます。
一つのアドバイスに対して、
100時間や200時間は練習時間が取れることが理想です。
もっと長くてもいいし、長ければ長いほど小手先ではなく
しっかりした技術を習得できるでしょう。
コーチをしていると、プレイヤーから質問を受ける時があります。
その時に、質問の内容で、そのプレイヤーの1週間の練習時間がイメージできたりします。
練習時間が少なすぎて、『テニスやりたいなぁ~』って考えている時間が長いほど、
気持ちは熱くても、ピント外れな質問だったりします。
日本では、お腹いっぱいテニスをする事はなかなか困難です。
毎日毎日『も~ええわ~』って感じるほどテニスができる環境は皆無でしょう。
スペインテニスのコンセプトやアドバイスがシンプルなのは、
その環境を実現しているからなんでしょうね。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。