戦術への第一歩。消去法。。。


こんにちは!

スペインイベント、締め切りを過ぎましたけど

まだまだ強者の申込みが来ております。

さて、チェンジディレクションシリーズはちょっとおいといて。。。

3月に入って、ジュニア達のマッチ練習が増えています。

試合を見ての感想は、サーブのキープ率が低いということ。

セカンドサーブはもちろん、ファーストサーブが入っても

ポイントの取得率が高くありません。。。

サーブについて数人のプレイヤーに質問すると、

『コースは特に狙ってません。。。』とのこと。。。

どないしたもんか。。。

先週末のJTAコーチャーズカンファレンスでも

低身長の日本人がどうすればサービスゲームを有利に進めることができるのか?

ついて2時間半ものオンコート講習がありました。

それはさておき。

レッスン中にジュニアにした質問。

下のような状況をイメージします。

ワイドに良いサーブに入ったとします。

その時、リターンはどの辺りに返ってくる?

という質問をしました。

photo:01


この図だけではわかりにくいので補足すると。

赤いラインのボールは少し力のないボール。

青いラインのボールは少し力のあるボール。

良いスライスサーブが入ると。。。

青いラインの方と答えるジュニアが多い。。。

良いサーブが入ったのなら、

赤いラインにボールが来ます。


それをしっかり決められる選手は、次のショットのイメージも持っています。

フォアで決めるのか?女子なら回り込んでバックで決める場合もある。

サーブを打ち終わった後に、もう次のショットの方にグリップチェンジをしています。

でももしかしたら、青いラインに返ってくるかもしれない。。。

もちろんそうです。

それは、自分で打ったサーブに対しての相手の反応を見て判断するしかありません。

判断して、ストレートへの速いボールでのリターンはないと、その可能性を消去します。

消去法で考えます。

この消去法が使えないと、

いつも全ての可能性に備えて、足を動かせて準備しなければなりません。

それでは、攻撃への準備が遅れてしまいます。

『ここへ打ったら、ここへ返ってくるだろう。』

いきなりそういう考え方が難しかったら、『とりあえず、ここへの返球はないだろう』と

消去法で考えていけばいいと思います。

いつもすべての返球の可能性に備えていたら、

ただロブを上げるだけという戦術をとることになります。。。

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