2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征16日目!攻守の上手さの考察。失敗を許容できる空気感。そして世界遺産での抽選会!!
ヨーロッパのジュニアは攻守のバランス・攻守の切り替えが抜群!
昨日でDudBowlの予選が終了。引率6選手のうち4人がメインドローへ、2人がコンソレーションへ。ヨーロッパの大会は、ほぼクレーコート。みんなクレーコート主体でテニスをしていますから、とにかく攻守のバランス・攻守の切り替えが上手いです。ポジションや球種の使い分けなど技術的なものばかりに目が行きがちになりますが、感覚的な部分がとても大きいと感じます。
・低くて速いのボールを使っていれば攻め。
・山なりのゆっくりしたボールを使っていれば守り。
そんな単純なものではなく、
・ゆっくりしたボールを使っているけど、じわじわと相手にプレッシャーをかける
・速いボールを使いながら、実は相手の速い返球にカウンターを合わせる準備をしている
など、2手3手先をイメージして試合をしています。
まず戦う感覚があって、その上に技術がある
まず戦う感覚があり、その上に技術が積み重なっています。失敗を許す空気感が薄い日本では、この感覚を養うことが難しいのかなと感じます。海外のこの舞台で、様々な経験をし、失敗をして成長のきっかけにしてもらえたらと思います。日本では『思い切って失敗してみよう』なんて言いますが、失敗は楽しみながらするもので、思い切ってするものではないのかもしれません。
世界遺産で抽選会!
そして昨日の試合後は、メインドローとコンソレーションのドローイング、抽選会です。集合場所で水のペットボトルを渡されて、てくてく歩くこと30分。いつも上から見下ろしていたこの世界遺産の街の中へ。建物中に入ると抽選会の準備がしてありました。本当に色んな形でイベントを企画してくれています。世界中から集まってきた子供達には、ドブロクニクの街を体験できる貴重な時間になりました。先週のスムリクバボールもそうでしたが、テニスだけに比重を置きすぎないこれらの計らいは素晴らしいと思います。
ドローイングが少し早く終わったので、日本人チームはクルージングに。値切って1人700円で、ドブロクニクの海を堪能しました。なかなか豪華なボートでした。
※2016年6月30日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月13日に再度公開しました。
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