ヨーロッパのミスに対する寛容さに学ぶ、多彩なプレイを育む、失敗のほめ方!!


上の動画は今年参加予定のクロアチアのU11の大会の男子決勝の動画です。バックを集中的に狙ったり、コースを変えたり、アングルに打ったり、ドロップしたりという風に、1ポイント中にたくさんの要素があって面白いラリーです。まるで錦織選手の試合を見ているようです。

経験して失敗することで増える多彩なショット

テニスの試合中に、コースを変えようとしたり、空いてるところを狙って強く打ったり、アングルに打ったりと、変化を加えようとするとミスが出ます。そのミスをどのように考えられるかで、将来的なプレイが決まってきます。そのようなチャレンジをしたことで生まれるミスに関しては寛容になるべきだというのが私の考えです。

失敗に対しての反応

失敗に対する寛容さで言えば、過去記事に書いたようにヨーロッパの方が上だと感じます。

 

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U10やU12の選手たちは失敗を恐れずに、のびのびとプレイしています。

負けること・失敗すること

 

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この記事でも書いたように、ヨーロッパには、負けること・失敗することに関しての哲学がしっかりと存在しているように感じます。ヨーロッパのU10やU12の試合を見ていると、目を引く面白いラリーをたくさん見ることができます。子供達は自分のアイディアのままボールをコントロールしようとしてミスをします。日本の子供達もとてもうまいのですが、どうしてもコートの真ん中にボールが集まりやすいですし、多彩なことをするというよりは、シンプルな作戦を繰り返しているように見えます。ヨーロッパのU10やU12の大会で優勝する選手が、そのまま強くなるケースよりも、その大会で二回戦くらいで負けている選手の方が大成する可能性が高いそうです。良いテニスにトライして、ミスをして、良い経験を積んでいるのでしょう。

上の動画はイタリアの10歳の少年のドロップショットです。これだけ脱力してあそこに落とすというアイディアがすごいです。おそらく入ることもあれば入らないこともあるでしょう。ですがこの頭の固い大人ではできない発想を褒めてあげることで、この選手はまた同じようなアイディアがどんどん湧き出てくることでしょう。

何かにチャレンジしたミスは褒めてあげる。

本番の試合でチャレンジして失敗することで成長していく、テニスで勝つためにとても大切な能力があります。失敗したらどうしようという考えが強すぎると、テニスは単調なものになってしまいます。何かにチャレンジした結果ミスをした、そん時はそのチャレンジを褒めてあげましょう。それが遊び心から出てしまったプレイであってもです。テニスはゲームです。保護者の皆様の声かけ一つで大きく変わると思います。

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