お子様が試合に出始めた時に学ばせてあげてほしいこと
私の指導経験から
江坂TCで約20年ジュニア育成をやらせていただきましたが、伸びていく子の特徴はズバリ、
ゲームとしてのテニスを楽しむことができる選手
です。勝った負けたの結果よりも純粋にボールの『やりとり』を楽しむことができるのは、とても大切なことです。
そのために必要なことは。。。
試合を楽しめるようにすることです。繰り返しになりますが、テニスはゲームであり、相手とのやりとりが面白いスポーツです。私が指導してきた選手でも、この『やりとり』が好きな選手とそうではない選手とで、試合の様子が大きく違いました。そうではない選手は、プレッシャーとばかり戦っていて試合を見ていても楽しそうに見えません。逆に『やりとり』を楽しむことができる選手は、プレッシャーを感じながらも楽しそうに試合をします。そのような選手に育ってもらうためには、テニスを始めた時に『やりとり』の楽しさを知ってもらうことだと思います。勝つ喜びを知ってもらうことも大切ですが、勝ち負け以上にテニスというゲームの楽しさを知ってもらうことが大切だと思います。
試合中のお子様の目を見ましょう
失敗したらどうしようという思考ではなく、相手がこういう風にきたらこう切り返してやろうという風に、『やりとり』に集中することで余計なプレッシャーから解放されます。お子様の試合中の目を見ていれば、『やりとり』を楽しんでいる目なのか?それともプレッシャーが強くかかっている目なのか?わかると思います。お父さんお母さんが結果を気にしていなくても、お子様は気にしているかもしれません。
お父さんお母さんにやってもらいたいこと
ヨーロッパの大会では、ジュニアの大会でも賑やかな雰囲気のセレモニーをしたりして盛り上げます。子供達に過度なプレッシャーを与えないようにと配慮がなされています。お父さんお母さんは、お子様が過度なプレッシャーを感じないように配慮してあげることが必要だと思います。試合に勝っても負けても終わったら美味しいものを食べ行くとか、試合を頑張った次の週はテニスを休んで遊びに行くなどしてほしいと思います。テニスというゲームに没頭するコツは『やりとり』を楽しむことです。子供達の気持ちがそこに向くようにサポートしてあげてほしいと思います。1試合の中で楽しんでいる表情がほんの少しあれば十分だと思います。負け始めたら誰でも面白くないですし、そこまで楽しむのは無理です。そのほんの少しの『楽しそうな表情』を作れるのは、お父さんお母さんの心のサポートだと思います。
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