小さくまとめるのも嫌だけど、今、負け続けるのも嫌というジュニアのお父さん・お母さんへ。
試合で勝とうとすると安全なテニスになりがち
試合で勝とうとすると、ついつい安全なテニスになりがちです。極端な安全策を取る選手の事をシコラーなんて呼んだりしますが、肯定的な意味ではなくネガティブな意味合いを含んでいます。
でもただ攻めて負け続けるのも違うと感じる
だからと言って、積極果敢に攻めて負けるというのもなかなか実行できるものではありません。やっぱりお子様が負けるところはできるだけ見たくないのが親心ではないでしょうか?
テニスの本質は競い合う事
テニスは守ってもいいし、攻めてもいい。お互いがその時に勝つために必要な戦術を選択して競い合うスポーツです。ではなぜ守ってミス待ちのテニスをする選手は伸びないなどと言われるのでしょうか?その選手に足りない能力はどんな能力なのでしょうか?
安全なテニスも選択肢の一つに過ぎない事を理解する
難しいのは、安全なミス待ちテニスから攻撃的なテニスに切り替えることなんです。ということは大切なことは、
安全なテニスと攻撃的なテニスの切り替えスイッチを学ぶ事なのです。
言葉にするのは簡単ですが、特に日本のような1セットマッチ主体の試合の中でこれを切り替えるのは結構難しいです。
心・・・恐怖心に打ち勝つ
技・・・極端に攻めすぎて自滅しないようにする
体・・・攻めは疲れる
心技体でこれらの要素が必要になります。
心・・・恐怖心に打ち勝つ
自分からコーナーをついていくのはものすごく怖く感じます。その恐怖心に勝てずに結局安全なテニスを続けてしまいます。
技・・・極端に攻めすぎて自滅しないようにする
まずはラリーから入って攻めに行きたいですが、攻めの形に入れていないのに、初球からコーナーにハードヒットして自滅してしまうのは最悪です。
体・・・攻めは疲れる
リアクションを取るだけで相手に打たせるテニスよりも、自分から次にボールが来そうな場所に動いていかないといけない攻撃のテニスは疲れます。
ヨーロッパのジュニア達は、攻めや守りに偏らずに色んなプレイをします。攻めているようで守ったり、守っているようで攻めていたりもあります。そしてとんでもない簡単なショットを、しょーもないミスをして負けます。ですが数年経って14歳や15歳くらいになるとそう簡単には勝てない強い選手になっています。
みんなとても良い切り替えスイッチを持っています。
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