お子様が自分らしいテニスをするためにお父さん・お母さんにできること
自分らしいテニス・自分らしい戦い方という表現があります。お子様がお子様らしい戦いを見せてくれると、とても嬉しくなると思います。では自分らしいテニスを生み出すには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
評価を他人に任せない
試合が終わった時に、勝ち負け以上の価値があるかどうか?という問いの答えをしっかりと考えることは、とても大切なことだと思います。勝ち負けはものすごく大切なことで、それを経験できることはスポーツをやる上でとても大切なことです。それが全てという考え方でもいいですし、それ以上の価値があるという考えでもOK。要は自分の評価もしくは我が子の評価は自分たちが決める、という意思決定をすることが大切です。
技術とは無関係
まだ技術的に固まっていない頃から、『自分らしい戦い方』ってあると思います。自分とそして相手と向き合って戦っていれば、それは『自分らしい戦い方』です。攻撃的・守備的から始まって戦術・戦略的に言えばいくらでもその選手にあった『自分らしいテニス』について語る事ができますが、そこはコーチに任せましょう。
『問い』を作る
かといって、なんでもかんでも自由にさせていれば、自分らしさにつながるかというと違うと感じていると思います。
自分らしさにつながる軸を作ってあげる事が必要です。そしてその軸とは『問い』によって生み出されると思います。
例を挙げるとすると、
・勝つこと以外にも大切なことがあるとしたらそれは何?
・次の試合で戦いきったと言えるにはコート上でどんなことをすればいい?
・試合に勝っても負けても次の日にしなければならないのはどんなこと?
私の指導経験上、いつも自分らしく戦うことができる選手はこういう問いかけに対して、しっかりと答えを言うことができます。お父さん・お母さんが普段からそのような問いかけをしているからだと思います。
自分という軸
しっかりとした考えの自分軸を持っている選手は、いつも『自分らしい』戦いができます。良い問いかけをして、自分らしさを表現するために必要な自分軸を作ってあげましょう。
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