受験との兼ね合いで、テニスの目標に期限をつけたい時に読んでほしいこと。文武両道を可能にするために必要なのは?
中学受験・高校受験にチャレンジするのでそれまでにテニスの結果を出したい
競技テニスを頑張るジュニアにとって、このままテニスを続けるかどうか?少し立ち止まって考えるのが受験勉強を始めるタイミングだと思います。週に4回・5回だったテニスを3回以下に減らして、受験にチャレンジする決断をし、生活スタイルを変えるのはパワーがいることだと思います。選手や保護者の立場からすると、受験前の区切りとなる年代までにテニスで結果を残して、テニスでも進学を見込めるのかどうかを見極めたいものです。ですから、小学5年・中学2年を一つの区切りとして結果を出してほしいというリクエストをよく受けていました。
身体の発育・発達には個体差がある
一つの区切りを設けて結果を求めることは大切なことです。ですが、低年齢の時は、発育・発達に個人差があります。発育・発達が早くて勝っている場合もあれば、発育・発達が遅くて勝てていない場合もあります。ある時期だけを切り取って結果を評価するのは、ジュニア期のスポーツとの付き合い方としてはあまりおすすめできません。
私の指導経験上、早くから計画的に勉強をしておくと両立は可能
私の20年以上の指導経験の中に、テニスを継続して続けながら中学受験・高校受験を乗り切って、両立を成功させたジュニアはたくさんいます。
共通することは、計画性を持って早くから勉強を始めていたことです。
特に高校受験はほぼ全員がすることになります。受験前の半年でもテニスを辞める、もしくは練習量を著しく減らしてしまうと、ライバルとの差は一気に開いてしまうケースが多いです。早くから勉強も計画的に始めておいて、中3の夏以降も週3ペースで選手コースに通ったジュニアは、テニスのパフォーマンスもランキングも落とさずにすみます。ですが週1とかに減らすと、ライバルとの差は開き、モチベーションも下がり、テニスから離れていくケースもあります。ですから中2の途中からは受験を視野に入れて勉強をし、中3でもテニスを辞めなくて良いようにアドバイスしていました。
文武両道は世界中!
テニスが強くならないから勉強をするという考えよりも、可能な限り両立を目指してほしいと思います。特に中3で一度テニスを辞めて勉強に専念することを否定はしませんが、中1・中2で遊びすぎずに、計画的に進めて入れば、テニスを続けながらの受験は可能です。海外の学校併設のテニスアカデミーでは、みんな勉強もテニスも両立して頑張っています。
テニスもめちゃ強いし、頭もめちゃくちゃ良いジュニアが、そこかしこにいます。
頑張りましょう!!
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