スポーツトレーナーにトレーニングを依頼する時に知っておいた方がと良いこと。
テニスコーチの仕事
フォアハンドを良くしてください
こう言われると、テニスコーチは、
①試合を見る
②練習を見る
③フォアハンドだけを見る
という感じで情報を集めて、
①その選手が勝つためには?
②その選手のポテンシャルを最大限に引き出すには?
③その選手の悩みを解決するには?
という視点から考えます。
結果として、
打点を修正して良い回転を学んで球筋を良くする
というような目標を立てて練習に入っていくわけです。この過程には、正解があるようで正解はなく、コーチによって、また選手のリクエストによってアドバイスは変わります。
スポーツトレーナーの仕事
それに対してスポーツトレーナーが行う、身体的な知識に裏付けされた指導には正解があります。(スポーツ科学の進歩によって正解は変わっていきますが)ですから、スポーツトレーナーに対しては、
①フォアハンドを時速1キロでも速くしてください。
②腰に負担がかからなようなバックの両手の打ち方を教えてください
など具体的なリクエストをすると効果的です。テニスコーチは、試合に勝つというゴールから遡って考えて、仮説を立てることが仕事です。対してスポーツトレーナーは、立てられた仮説を元に、知識に裏付けされた実現可能な正解を、プレゼンしてくれる存在です。
長期的に
長いタイムスパンで考えて、テニス選手になるための身体作りをしたいというリクエストでも応えてくれますが、1〜3年以上のスパンを考えないと身体は変わりません。また低年齢からのプランニングが必要です。
コーチとの連携
日本のテニス環境には、トレーナーが常駐している環境は少ないです。コーチとトレーナーが連携を取って選手をサポートするのが理想ですが、どちらかというと、テニスクラブに通うのとは別に、トレーニングを学びに行っているジュニアが多いのではないでしょうか?それなら余計に、『なんでも良いから能力を上げてください!』っていうリクエストよりも、
お父さん・お母さんが、何かしら具体性を持ったリクエストをした方が効果的
だし、トレーナーもやりやすく、能力を発揮しやすいと思います。
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