テニスのストローク力が群を抜いているスペインで意外と時間を割いて練習していること
それは
ネットプレイ
です。
ドリル
球出し練習には、3分の1以上ネットプレイが入ります。クレーコートというサーフェイスは、球足が遅いので、ストロークばかり練習している印象がありますが、遅いからこそ決めるにはネットプレイが必要であるという考え方です。
薄いグリップ
もともとボール遊びが好きで得意なジュニアが多いです。空き時間には、ミニゲームでスライスタッチを多用して遊んでいます。ドロップショットを含めてタッチ系のショットは、すごく上手いです。
(元ダブルス世界1位・カサルコーチ)
ダブルス
シングルスが強いイメージがありますが、ダブルスも強いです。最近ではオリンピックでのナダル選手の優勝が印象的でした。すでにレジェンドですが、サンチェス・カサルペアは世界ランキング1位でした。
環境
練習はしていますが、クレーコートという環境では、ネットプレイを中心に組み立てるのは困難です。そして低年齢から結果を出し続けないと、高いステージに行けない仕組みもあり、リスクが高いネットプレイは試合になるとそれほど使われません。
ネットプレイの練習から学べること
・薄いグリップ
・繊細なタッチ
・リスクを負うこと
・相手にプレッシャーをかけること
・予測
・ハッタリ
などなどネットプレイで学べることはたくさんあります。
低年齢から
身長が低いうちは、横も抜かれるし、上も抜かれます。ですが
・ショットとしてのネットプレイの感覚
・戦術としてのネットプレイの感覚
は試合に出始めた時から経験していないと、後からでは、怖くてネットに出れなくなります。そして技術が偏らないようにバランス良く習得するということが低年齢では必要ですし、スペインでもそういう意識でネットプレイを取り入れています。
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