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それは、
『捨てる大会（時期）を作る』
ことです。

テニスのレベルアップ、特にショットのレベルアップを目標にすると、数ヶ月〜半年かかります。その間も年間を通して大会があるのがテニスです。大会をキャンセルするのは難しくても、ライバルには負けても仕方がないという時期をあえてマネイジメントすることで、狙い通りのレベルアップが可能になります。

ランキングのシステムを知ること

ランキングを上げるには、強くなれば良い。それはその通りですが、ポイント獲得のシステムをある程度理解しておくことは大切です。そうすることで近視眼的に、全ての大会に神経を注ぐプレッシャーから逃れられます。

ランキングを気にしない時期をあえて作る

１年間、ずっとランキングばかり気にして試合に出ると、選手もサポートする方も疲れてしまいます。結果よりも『どのように力をつけて行くのか？』というプランニングをしましょう。

強くなれば勝てるでは、自分軸が保ちにくい

人間は、感情に流される生き物。ポイントシステムから計算して、どこかで『捨てる大会を作る』ことをしないと、数週間〜２ヶ月おきに重要な大会があることになり、じっくりとレベルアップに時間がかけられません。

ヨーロッパ

ヨーロッパでは、そもそも『失敗を許容する空気感』があり、特に低年齢では、それほど結果ばかり追い求めません。テニスヨーロッパも、U12はグレード３のみしかなく、低年齢で１番を決めようとすることの弊害を考慮してシステムを作っています。

低年齢

こういったスケジューリングは、頭ではわかっていても実行するのは難しいです。やはり目の前の試合は気になります。試合に出始めた低年齢の時期から、『結果を求めない期間』また、『休んで遊ぶ期間』を作っておくと、いつも良い意味での余白があり、良い活動につながると思います。