テニス経験がない保護者の皆さんが教えるのに苦労すること。
それは、
試合中のちょっとした思考法
です。
考え方
実はそれはそれほど難しいことではなく、例えば、
・ファーストサーブは、思い切り打つんじゃなくて、1.5サーブのイメージで、速いセカンドサーブのつもりで打とう
・エースを取るよりも、ミスさせるという意識の方がいいよ
などのような、『きちんと戦える』ようになるために必要な不文律のようなもの。
・練習のラリーは、足を動かしてミスせずにやろう
とかいうのも同様です。
側から見ていると、速いボールを打って、カッコよくテニスしているように見える選手も、これらのことは当たり前のように考えています。テニス経験がないと、すべてのボールを全力で打っているように見えてしまいますよね。
テニス経験がなくてもできること
基本的な打ち方指導
・背中が丸まっている
・振り切れていない
などは、見ればわかります。背中が伸びているレディポジションや、振り切っているフィニッシュを、やって見せてあげると良いと思います。パワーポジション一つとっても細かくチェックするとキリがないくらいたくさんチェックポイントがありますが、最初の段階でそれほど気にすることはないと思います。
球出し
簡単なボール出し練習もやってあげられると思います。手でボールを投げたり、軽くラケットで出してあげたりすることは、それほど難しくはありません。テニスを始めて数年は、打てば打つほど上手くなりますから、たくさん打たせてあげると良いと思います。
情報を集める
テニス経験がないと、打ち方の指導はできますが、戦い方の指導が難しいです。特に経験則的な観点からのアドバイスができません。コーチや本などから、情報を集める必要があると思います。難しく考える必要はないです。大筋で、
ミスを減らして自滅を防ぐ
という方向に導く言葉が多いです。テニスで勝つためには、まずそれが必要ですから。上手く打つことと、試合で勝つことは似ているようで少し違います。簡単で良いので、試合中の思考法のアドバイスができると、お子様のテニスに好影響が出ると思います。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。