ジュニアテニスで上達に差をつける、大きな大会までの数ヶ月のチャレンジの仕方
各地域にもよりますが、大きなポイントがかかる夏の大会が終わり、冬の大会まで一段落といったところでしょうか。当然のことながら、ここから冬の目指す大会までのプランニングが大切になります。プランニングをする上で大切なことは、
マイナス面をマネイジメントすること
です。
9月・10月・11月
各地域で冬休み、もしくは冬休み前に大きな大会があると思います。実質しっかりと準備できるのは、9月・10月・11月の3ヶ月です。3ヶ月というスパンが技術や戦術を落とし込む上で十分かというと、長くはないというのが指導者の本音だと思います。
途中の大会の使い方が重要
冬の大きな大会までにも大会はありますが、取り組む内容が明確に決まっているのであれば、ある程度捨てる勇気も必要です。
例えば、1セットマッチの中で、ネットプレイを2、3ポイント増やしたければ、9月10月にかなり極端にネットプレイを練習する必要があります。基本練習だけでなく、マッチ練習などでネットに出まくる必要があります。練習マッチで、ネットに出る回数が少し増えた程度では、本番の試合ではなかなか動けないでしょう。
プラスは計算しにくいがマイナスはしやすい
技術が向上したり、戦い方が改善されたりする時期を正確に把握することは難しいです。一生懸命取り組んだとしても、期待通りのスキルが身につくとは限りません。ですが、思い切って取り組んで、成績が下がるかもしれないというマイナス面はある程度計算できます。
ヨーロッパ&全日本ジュニア
スペインやクロアチアでテニスヨーロッパやダッドボウルなど、大きな大会に参戦してきましたが、
・この大会ではバックハンドのコントロールを磨いている
・この大会ではネットにたくさん出るようにしている
など、どの選手(家庭)もスキルアップを目指しながらチャレンジしています。先日の記事でも書いたように全日本ジュニアに出ている選手も同様です。
大胆に繊細に
中期的には大胆に負けをマネイジメント、短期的には、日々のトライ&エラーに繊細に。『日々に繊細に』はできますが、『中期的に大胆に』を、学校や塾との兼ね合わせの中でプランニングるのが難しいですよね。冬に向けてまた頑張りましょう!!
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