ジュニアテニスで、小学生から勝っている選手が使える簡単そうで難しいショットは?
それは、
『遅いボール』
です。
遅いボールvs遅ボール
遅いという言い方は、ちょっと違うかもしれませんが、ベストのスピードの70%くらいで、打ち合います。コースを変えたり、角度をつけたりしながらチャンスボールを作り出します。
チャンスボールを作り出す変化に関する過去記事
遅いボールを打つvs速いボールを打たせる
相手に速いボールを打たせることでミスを誘ったり、カウンターショットを狙ったりします。みんなが嫌がるシコラーはこれが上手いです。
シコラーに関する過去記事
コーディネート
遅いボールを打つ時も、ラケットは振り切って、フットワークもサボらずにプレイする必要があります。遅いボールを使えない選手は、打つボールが遅くなると、スイングも遅くなり、フットワークも遅くなります。球技には、上半身は遅く下半身は速く動かすというような、コーディネートは必要不可欠です。野球でもランナーを挟んだ時など、走りながらゆっくり送球する必要がありますが、身体をうまくコーディネートできない子は、速く走るとボールも速くなってしまいます。
ヨーロッパ
クレーコート育ちが原因なのか?それとも球技のやり取りのセンスがあるのか?両方なのか?ヨーロッパの選手は、遅いボールの使い方がうまいです。特に、
・守っているようで攻めている
・攻めているようで守っている
という相手へのプレッシャーのかけ方が低年齢の頃からできます。U14以上になってパワーがついてきても、U12までそういったやり取りを経験してきた土台があるので、ストローク戦でパワーだけに頼らない強さがあります。
そんなヨーロッパジュニアのテニスに関する過去記事
気づく
遅いの使い方は気づいたもん勝ちです。そして遅いという選択肢を低年齢から持っていた方が、多彩なテニスができるようになります。いかに気づかせるか?がポイントになります。
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