ジュニアテニスで試合後のお子様にアドバイスする時に、ふと思い出して欲しいこと。
それは、
頑張ったことに関しては、正しく評価してあげる
ということです。
試合はやりきるだけで大変なこと
低年齢であっても、中高生であっても、試合の数だけ各々のプレッシャーがあります。そのプレッシャーを感じながら、戦い抜く、戦い切るだけで大変なことです。時には、頑張れないこともありますし、投げ出してしまうこともあります。でもそうやって自分のメンタルのキャパを感じることも大切な経験です。
海外のバッドラックというマジックワード
ヨーロッパやアメリカで見てきたことですが、敗戦後のお父さん・お母さんの反応で多いのは、戦い切ったことを労ってあげることです。『Bad Luck だったね。』という言い方をよく耳にします。Bad Luckとは直訳だと不運という意味で、『運が悪かったね。』という意味になるのでしょうが、本当に運が悪いという訳ではなく、『頑張ったけど勝ち負けはしょうがないね。』という意味で使っています。とても使い勝手の良いマジックワードだと思います。子供達にとって、コートの中で頑張ったことを肯定されているような気持ちになると思います。
試合中には目に見えない頑張りがたくさん転がっている
テニスの試合の中には、目に見えない頑張った箇所がたくさんあります。
・怖いけど振り切った
・マナー良く試合をした
・今まで諦めていたボールも追いかけた
・相手にボールを渡す時に丁寧に渡した
など、側から見ていたのではわからなくても、選手たちはその都度、頑張って何かしているものです
認めてあげて、自己肯定感の強い子へ
その頑張りに対して、正しい評価をしてあげることで、自己肯定能力を高めることにつながります。
プレイ内容を改善するには?
勝つ方法を最も知りたいと思っているのは、ジュニア選手自身です。ですが、簡単な方法論で解決できる問題ではないことがほとんどで、地道な基礎練習の積み重ねありき、基本技術・戦い方を練習・試合経験で向上させるしかありません。サポートする側の役割は、モチベーションを保ってあげることです。アドバイスの一番の目的は、ダメ出しではなく、モチベーションアップです。言うは易し行うは難しで、そう言うアドバイスをするには、テニスのことを深くしている必要があるのですが。。。『Bud Luck』的な、それ一言にいろんな意味含まれているマジックワードを、日本語でも作れると良いのですが。
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