スペインのジュニア選手がテニスのラリー練習中にやっていること
それは
ラリーが続いた状態で負荷を変えること
です。
半面ラリー練習でも
①フォアを使う
②バックを使う
③フォアとバックを交互に使う
①→②→③となるにつれて負荷が上がって行きます。フリーで行うよりも、『バックしか使ってはいけない』と約束があると負荷がかかります。バックサイドのクロスラリーで、フォアとバックを混ぜる選手が多いですが、約束を作ってバックハンドクロスのコントロールを集中して行う方が効果的です。強くなる選手ほど、意識して行なっています。
強くなる選手の意識に関する過去記事
攻守
相手の打つボールの重さや深さによって、ポジションを変えて負荷を上げます。ラリーだと、前に入って攻めても返球されます。相手の返球を見て、もう一度攻めるのか?今度はディフェンスに回るのか?判断しながらラリーします。元のポジションに戻りながらラリーするだけでなく、攻守を意識して、前後にも動くことで負荷が高まります。
縦への動きに関する過去記事
ディレクションチェンジ
片方が半面、片方が全面を守る形式でラリーをします。ランダムではなく、ストレートとクロスを交互に打ちます。コースを変えながらラリーを続けることは難しいです。
ラリーを続けながら負荷を高めることで、
・ボールへの入り方
・スピードのコントロール
などが強化され、戦う上で必要な能力が高まります。ラリー練習は、
①ラリーを続けること
②続けながら負荷を上げること
で、より効果的な練習になって行きます。
ボールへの入り方に関する過去記事
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方